古代には王家と奴婢たちの階級闘争があった。奴婢は被差別階級として窮乏のもとでしいたげられていた。古代社会の矛盾は王家の支配体制を崩壊させたが、次の社会を作ったのは奴婢たちではなかった。それは中間階級的な新興の支配階級つまり地主たる武士階級であった。

そのため古代の階級闘争は封建社会にも武士と農民という形で受け継がれた。農民は窮乏のもとでしいたげられた。
封建体制は後進的な日本においては明治維新まで存続し続けた。
そして封建社会を倒し次の社会を作った主体もまた農奴ではなかった。それは天皇及び旧封建領主旧貴族たちからなる旧勢力と近世に勃興した富裕層の町人階級の末裔つまり商工ブルジョワジー達の連合政権であった。
産業革命進展により武士と農民の階級闘争は資本家と労働者の階級闘争へと変化していった

昭和の軍人たちは終わりなき階級闘争を止めるべく、右翼的空気の中にあって元老や財閥といった反動勢力に対するクーデターを図ったが、巨悪旧勢力の代表である天皇ヒロヒトによって阻止された
階級闘争による社会の矛盾はやがて日本を太平洋戦争へと走らせる事となった

日本の敗戦ののちもヒロヒトはマッカーサーに命乞いをして存続し、旧勢力は自民党・経団連となって未だこの島国の政権を握っている
武士と農民の階級闘争は未だ資本主義社会の矛盾として存続しているである