特別講義
古代において民が支配者になることは珍しく、支配者は過去から支配者である。
支配者間には闘争がある。支配者は民を使って、他の支配者と争う。
支配者は負ければ、民を失うので、支配者として生きるすべがなくなる。恭順か、死ぬか、逃げるか。
勝者は、新たな領地を治める必要から、敗者の王を貴族に取り立てることがある(金官は新羅の貴族)。
殺される場合もある(ケロ王)。
逃げた例に百済の南遷がある。最終が白村江から倭国への逃避である。
百済王族は扶余の地から出てきた。百済貴族は古い家臣と、馬韓の小国の王だった人々ではないか。
百済の王族や貴族は半島の民とは人種が異なると考えられる。
支配者層は支配者業なので、民からなりあがることはあまりないので、
倭国に渡ってきた人々には朝鮮人特有のミトコンドリアDNAはない可能性はある。