日本人で最初に写真に撮影されたのは、1851年で、浜田彦蔵(ジョセフヒコ)ら、
アメリカへの漂流民たちだったみたいね。
しかし、写真館ができて、庶民でもお金を払えば写真を撮影できるようになったのは1860年以降。

最後の将軍・徳川慶喜は写真好きで有名で、将軍就任前の京都時代から写真が残っているが、
徳川家茂も現存しないものの写真を撮影していたといわれる。
調査の際に、和宮のお墓から出てきた湿板写真で、大阪に出ずっぱりの家茂から、江戸城の和宮に、
西陣織などのお土産とともに届いた写真との説も。しかも届いたのは家茂の訃報のあと。
調査の際に、写真を赤外線にあてたら烏帽子姿の若い男子の像が移ったものの、
定着状況が悪く、翌日にはただのガラス板になっていたとか。
死の直前に和宮に唯一の写真を送った家茂も、その写真を墓まで持ち込んだ和宮も、
幕末の写真に関するエピソードでは、一番ロマンチックで好きなエピソードかな。

って、厳密にはスレチだね。