>>435
苗字は個人というよりも戸籍(または家)の名前という機能がある。

江戸時代までは別姓だった、というのはそういう意味で的が外れていて、〇〇家の嫁、〇〇さん家の入り婿さん、という認識を周囲がしているので今日でいうところの同姓と同じ。
Chinaで選択制が成立するのは、苗字(正確には姓)が血族を表すという認識であり家の名前という認識が希薄なので「佐藤さん家の鈴木花子さん」というのが当たり前だから。
そしてヨーロッパでは戸籍が存在しない。
戸籍が存在する以上、選択制で別氏を選んだとしても正式な書類上では、田中和也の妻は田中今井和子となるだけ。だって、家(戸籍)の名前が田中なんだから。
私生活では今井和子と名乗ればいいが、なら最初から氏を(個人に紐付けて)法律で管理する意味も無い。
別姓に強制であれば(意義はわからんが)血族を国が管理するという方向性が見えてくる。
お役所レベルではマイナンバーがあるのだし、私生活においては下の名前だけで混乱が生じることはありえない。
あるのだとしたら、事実上氏だけで私生活が送られている現状でとっくにトラブルが起こっている。

私生活でフルネームで呼び合っている光景など見たことが無い。