そもそも大東亜戦争の総括の際に現代の価値観で推し量ろうとするから『侵略』などと定義する事になる。戦争を仕掛けることが『侵略』だというなら戦争の定義から学び直す必要がある。
戦争を仕掛ける方法は主に予防的先制攻撃(プリペンティブ/自衛)と覇権的先制攻撃(ヘゲモニック/侵略)にわかれる。
基本的には自国に不利益を成すものを排除する目的で戦争を起こすので、前者のスタイルとなる。しかし攻撃を受けた側は例外なく『敵の侵略』と呼称することになる。
日本の戦争を侵略と定義する場合、それはアメリカ(または連合軍)の定義であり、はっきり言えば戦争に敗れた日本に侵略の2文字を押し付けたアメリカの意見に過ぎない。
なお、1941年当時、侵略に対する明確な基準はないので侵略と呼ぶこと自体が誤りだと断言できる。