>>143
>北満にいた中村震太郎大尉
まず、中村大尉が北満の、外国人立ち入り禁止地域にいたのがおかしいのだが?
日本の権益は南満州で北満州はソ連の権益地。
しかも、農業技師と身分を偽りつつ、軍用地誌調査と言う軍事情報収集を行なっていたわけで、はっきり言ってスパイ。

リットン報告書にある中国側の主張によれば、職務質問と所持品検査の結果、麻薬所持やスパイ行為が発覚、
逃走を図ったためやむなく射殺したとしている。

スパイが捕まり殺害されただけの事件であるのに、既に計画されていた満州事変の正当化と日本国民の支持を得るため、
不当な殺害と宣伝して国内の反中国感情を煽るのに利用されたにすぎない。
満州事変が勃発したら、用済みとばかりに追加調査も行なわれずに終わってしまった。
以前の調査は中華民国統治下において覆面捜査員=これまたスパイによるものでしかなかったので、
満州事変の結果、支配下に置いたなら再調査してしかるべきであるのに。
また、関玉衛の引渡し要求なども行なわれず放置された。(関玉衛は1965年まで生存している)

また、満州の軍用地誌調査などは現地に詳しい関東軍の仕事であろうに、
中村大尉は参謀本部からわざわざ派遣されている。
中村大尉は参謀であって、間諜の専門家では無い。敵性地域の調査に適任だったとも思えない。
失敗を期待された生贄であった可能性すら疑われる。

いずれにせよ、日本側の「大本営発表」を鵜呑みにしてはおかしかろう。

>「とにかく何でもかんでもウソをつく」「シラを切れるまで切り通す」
それは当時の日本軍人も同じだが。
満州事変を起こした石原莞爾など、自作自演の柳条湖事件を中国側の攻撃とシラを切り通したあげく、
軍事行動は本庄司令官の命令に従って行なったに過ぎないと、自決した上司に責任をおっ被せている。
中国共産党も北朝鮮も大日本帝国の忠実な弟子なのである。