>>274-276
レスさんくすです。

>だとすると慰安婦の地位は向上したことになるんでは?

ん? 軍属はその通りですが、親に売られて娼婦にされた
女性の地位は人身売買された牛馬であり、その奴隷が軍の
一員(軍属)だったことを批判されとるわけですが?

>中国渡航についてはパスポートは不必要だったそうだ

情報さんくすでした。ただ自由往来できたのは1937年日中戦争
開戦前の話で、いずれにせよ売春目的で女性を国外に連れ出す
こと自体、'20年代には条約違反の人身売買で取り締まり対象
だった事情は変化ないです。
 
最後に「人民の移住と娼婦の出稼ぎ」は全集で読んでましたが、
ttp://himahima1.cocolog-nifty.com/in/2014/07/post-29b3.html?optimized=0
これも情報さんくすでした。

ただ、以下は「逆」です。
>子供を売る、みたいなことは書いていないね

書いてない(警告ない)ことを問題視してます。拙>>260など

諭吉はたしかに「婦人」と書きました。おそらく「一身独立した
婦人の自由意志による出稼ぎ」を前提としていたのでしょう。
が、明治日本も儒教的家族制度を継承し、「親が子を娼館に売る」
権限を与えていました。その環境で警告を発しなければ(半島慰
安婦で多発したように)人身売買が多発するのは目に見えて
いました。
実際にからゆきさんでは、上記サイトの方が憤るように、
《借金の形、良い働き口があるとの詐欺まがいの誘い、拐かし》
という自由意志でない人身売買事件が多発して内外から批判を
あびた次第でした。(※この件は「娼婦の出稼ぎ」論と条約/
法令とのからみで次回書きます)では。