>>941
全然違うぞ
切り取りのボケナスのバカウヨ

エスピー報告
即日、アメリカ人一四名の訪問を受ける。不愉快な事件に頭を痛めてきたものの、彼らとこのほかの外国人一四名は、ともに無事とのことだが、彼らの胸中は南京に発生した事件のみに集中していた。日本軍入城以来、南京が甘受してきた恐怖と残虐のおぞましい一連の話をわれわれに詳しく述べたてた。最悪の事態は去ったものの、事件は引きも切らず、市内の状況は依然としてよくなったとは言えない。

彼らの話によると、日本軍の占領により、南京には恐怖政治ともいえる統治が開始された。彼らやドイツ人の話によると、南京市は餌食として日本軍の手に落ちたが、組織的戦闘の経過のなかで陥落したばかりでなく、制限のない略奪、暴行を競い合っているような侵入軍の手に落ちたのだということを物語っている。詳細の情報やわれわれの観察によっては、彼らの情報を否定する事実は見当たらない。

市内に留まった民間人は、いわゆる「安全区」と呼ばれる地域に殺到した。多くが難民である。男女子供の死体、略奪破壊跡、住宅やビルの焼失・破壊など、証拠はいたるところにみられる。

日本官憲に提出した南京安全区国際委員会および大使館作成のアメリカ人財産被害報告、および、市内の状況に関する委員会作成の報告を付録に収めているが、これらは南京に発生した事件の詳細を記している。また市の取扱いに関する日本軍の行動緩和に関する委員会の要望・嘆願書も付記している。

しかし、それ自体で南京市の状況を反映している要望・嘆願書をここに要約するのは、南京の状況をくっきり浮かび上がらせるためである。

残留アメリカ人との会見の最後に、「すでに起きてしまったことは取り返しのつかないことであり、脇に置くとしても、あなたがたは日本官憲に、南京の状況に目を向けさせてほしいということですか?」と尋ねてみた。すると彼らの返事は、「兵士を日本官憲の統制の下に置いてもらいたい。そしてこの恐怖と残虐な行為に終止符を打ってもらいたい」ということであった。