自分はレーザーを10年ばかり昔研究していた者だけど、中国は20年前から光学部品の品質は悪くなかったよ。
精度が要求されない光学系は中国製の誘電体多層膜ミラーを大量に使用していた。(研究室の教授の方針。)
もちろんそれらは当時の中国国内での最高レベルの技術の投入をしていたんだろうけど、研究開発のエントリーレベルの技術水準には到達していた。
そもそも中国人は古来から殷周の時代から精密な鋳造や彫刻技術は高いし、米粒に字を書くような微細な作業が得意なんだよね。
こうした背景のもと、比較的低レベルの開発器材を使いこなしてそれなりのレベルに到達していたのは想像に難くない。
現在はそのバックグラウンドにそれなりに高まった品質保証技術、コンピュータを使った品質の均質化などが加わって侮れなくなっているのは事実だろう。
最も光学系のアラインメントや迷光処理なんかはスワロフスキなんかに比べるとまだまだだろうけど、素材の作成、光学系の設計、研磨、コーティングなんかはもはや日独と近いんじゃないか。