昼の番組で、安倍政権のスポークスマンである田崎らは、野党に対し議会に戻れと声高に述べる。
他方、野党もアベの配偶者や佐川・元国税庁長官らの国会喚問すらなくしてそれはあり得ない、と応酬する。

だが、わが国がブルジョア独裁体制下にある限り、議会に過大な期待は到底あり得ず、
本件疑獄に関わる真実解明など幻想に過ぎないと思われる。
レーニンもいう。
「議会は非和解性の産物である国家を隠ぺいするための、見せかけの場である」と。

この国の大多数を構成する労働者階級が政治面で真に実質的主体者になるためには、
ブルジョアジーとの階級交代が不可欠である。
それが、数の上で圧倒する労働者階級にとって真の民主主義の到来になろう。