同じシリーズ間で言えば、定格能力以下で運転する領域は上位の能力のものでもほとんど同じ。
例えば、あるメーカーの最上級シリーズの暖房スペックを見てみよう。
2.2kW 定格2.2kW(0.2〜6.0)@440W(45〜1,500)  低温時能力4.5kW@1,380W
2.5kW 定格2.8kW(0.2〜6.0)@520W(45〜1,500)  低温時能力4.5kW@1,380W  ↑15Aの壁
2.8kW 定格3.6kW(0.2〜7.7)@710W(45〜2,000)  低温時能力5.8kW@1,850W
3.6kW 定格4.2kW(0.2〜7.7)@920W(45〜2,000)  低温時能力5.8kW@1,850W
4.0kW 定格5.0kW(0.2〜7.7)@1,150W(45〜2,000) 低温時能力5.8kW@1,850W↑100Vの壁
4.0kW 定格5.0kW(0.2〜11.5)@1,040W(45〜3,650) 低温時能力8.3kW@3,230W ↓200V機 室外機のサイズと重量が大幅アップする
5.6kW 定格6.7kW(0.2〜11.5)@1,610W(45〜3,650) 低温時能力8.3kW@3,230W  
6.3kW 定格7.1kW(0.2〜11.5)@1,900W(45〜3,650) 低温時能力8.3kW@3,230W
7.1kW 定格8.5kW(0.2〜11.5)@2,320W(45〜3,650) 低温時能力8.3kW@3,230W
8.0kW 定格9.5kW(0.2〜11.5)@2,700W(45〜4,000) 低温時能力8.8kW@3,550W

この場合、2.2kW〜100Vの4.0kWまでであれば、どれもほとんど同じ効率で運転できるハズだ。
例えば、4.0kWが暖房能力2.2kWを発揮している時の消費電力は、2.2kw機が暖房能力2.2kWを発揮している時と同じとは言わんがほとんど変わらないハズだし、
つまり、100V機を買う限り大は小を兼ねるのであって、大能力にしたからと言って運転効率が下げるわけではない。
同様に200V機も各能力感で大差はなく、たとえ2.2kW機で済む部屋に8.0kWを付けたからと言って電気代が上がると考えるのはおかしいだろう。

というかぶっちゃけ、エアコンのラインナップは、100V15A、100V20A、200V20Aの3つあれば本来は充分なのであって、
あとの制御プログラムはリモコンから畳数や部屋の形状を入力して風量や風向を吹き分ければいいのであって、
細かく分かれてるのって大人の都合だろ?