>>607
ならば始めるか

まず、喉締めとか喉声に対するアドバイスで「喉が絞まってる」「喉に力みが入ってるから喉を開けろ」とアドバイスを受けるのを見たことがあると思う。
また、別の歌で「声帯を閉じろ」「息が漏れてるから声を閉鎖しろ」とアドバイスを受けてるのを見たこともある人もいるだろう。

この2つのアドバイスを聞いて、「喉は締めずに開いて声帯を締める」と意識してみるはいいけど、相反する感覚でどのように声を出せばいいのか正直分からないという人もいるという前提で話を進めたい。

そこで、まずは前者の喉声に対する感覚について考えてみると分かることなんだが、
自分が喉声と思う、あるいは人から喉締め声と言われる声って、おそらく本人からすれば喉を締めようとして出してないと思うんだ。

つまり、喉締め声というのは、当人からすれば「喉を絞めてる」からんじゃなくて、「喉が絞まってる」という話になる。

じゃあ、なんで喉が絞まってるのかというと、それは人によって理由が違う場合があるから一概に言えないけど、それなら喉声になってる当人(自分)の意識を考えればいいと思う。

喉を締めてしまう声というのは、高い音や声を張り上げる部分で出るのが多いと思う。(声を抑える部分で喉声になる人もいるけど、今回は話の都合上割愛)
そういう人らは多分、音域をあげたり、声を張ろうとするするために「声を前に押し出す意識」が物凄く強くなってると思う。これが結果的に喉締めの原因になってるんじゃないかと推測できる。

水道のホースで例えるなら、水を強く出そうとホースの管をおもいっきり握ってひっぱってるような物だと思ってくれたらいい。当然、そんなことしたら逆に水の出が悪くなると分かると思う。

で、結局長文書いて何が言いたいかというと、喉締めの人は喉を締めるという意識をしていないということが言いたい。

そして、あえて逆に喉を締めてみる意識をするとどうなるのか、それは後者の「声帯を締める」に関わってくる話になるのだが、話が長くなりそうなので一旦ここまでにしておく