>>563 えつこさん
こういう「ミックスとは何ぞや」という抽象的な話に踏み込んで来ると、音源無しで語るのはやや危ないのですが
ちょっと録る時間が取れなさそうなので文章で失礼します…汗
(めっちゃ長いです、ごめんなさい)

まず先に、私が考える換声点処理に必要と考えることを述べます

便宜的に換声点より上の声をH、下の声をCとします
基本的に繋げることが出来るのは、類似した状態・音色のHとCです
(どの様なモノを類似したとするのかは、経験則に基づく曖昧なもので非常に煩雑、体系的に纏めるのが難しい、音源を交えないと意味がないので割愛)
その類似したHとCを、コツ的な体感移動で繋いであげる事になります

さて、では実際にどの様にして練習・アプローチをしていくかですが、練習は大きく3つの項に分かれる事になると思います
1.Hの拡充
2.Cの拡充
3.コツの習熟

・1と2について
上記の通り、類似したHとC繋ぐ技術なので、まずはそもそもHとCと各々で声の幅を広げ、類似した声を準備してあげる事が必要です(この時点では分離していて良い)
また、その類似した声の幅が広ければ広いほど、自由な音色で行き来が出来る事になりますので、自由な声を求める方ほど幅広い声を出せるよう練習する必要があります

・3について
このコツの感覚は、繋ぐ声の状態によって変化しますが、エッセンスはあまり変わりません(1つの状態で出来る様になれば、その他の状態でのコツも割と類推出来るようになる)
また、繋ぐ事は、基本的には強い声ほど難しい場合が多いです
まずは、どんな声でも良いから繋がる感覚を見つけること
次いで、色々な声で繋げるように、繋ぐ際の変化をゆっくり(トーン変化を少なく)に、感覚的にスムーズに(人によっては無意識で切り替わります)出来る様に練習していく事になります