■営業上手な騎手は誰だ？
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今週までは2場開催で、中堅・若手の騎手は乗鞍を確保するだけでもひと苦労だったという。
騎乗停止中の騎手がいたり、ルメール、川田が遠征でいなかったのにも関わらず、馬が集まる騎手と、馬が全く集まらない騎手との差が激しかったのだ。
「騎手仲間には敬遠されているが、ノーザンFなどのウケがそれなりにいいのはN騎手。
外厩施設にも週1で必ず手伝いに行っているし、苦労していたこともあって癖馬の強制にも長けている。
騎乗に不満の声が上がることも少なくないが、昨年は箸にも棒にも掛からぬ馬だったとは言え、大一番に起用されたこともあった」（某関西関係者）
レースに挑むにはさまざまな過程を踏まなければならない。やはり、騎乗技術そのものがリーディング上位の騎手に敵わないのは間違いないし、
特に苦労してきた騎手は癖馬に乗る機会が多いのも事実だろう。
「ヤマニンレジスタという馬は9月16日の阪神1Rで2歳未勝利を勝利したが、鞍上は障害を中心に騎乗している小坂。
境直厩舎が引退で解散して以降は平地の騎乗数は減ってしまっているが、奥村豊厩舎などは調教を手伝っていることもあって騎乗依頼がある。
ヤマニンは新馬戦で浜中に依頼していたほどで能力はありそうな馬だったが、気性面に難点があり、小坂に白羽の矢が立ったという訳だ」（某関西関係者） この小坂あたりはもう少し営業力があれば乗鞍が増えても不思議はないと言われている。では、営業上手な騎手はさきほど挙げたN騎手以外に誰がいるのか。
「売れている騎手の中ではF騎手だね。父も調教師で馬主に対するアタリも柔らかいと言われているし、馬主との飲み会にも積極的に出掛けている。
息子のF騎手も馬主から声が掛かれば飲み会には顔を出す。しかも、そこそこ有力馬にも乗っていることもあるし、
馬のジャッジもそれなりに正確で評判がいい。ファンのイメージとは違って、馬主ウケがいい騎手だよね」（某関西関係者）
馬集めはエージェントが行なうことも少なくないが、騎手が直接、馬主関係者に営業をかけることで騎乗馬が集まることも珍しくないのだ。
「そういえば、F騎手の弟弟子にあたるK騎手も営業上手だと言われている。こちらは馬主関係者に評判がいい。
厩舎ではあまり乗せたくないなと思っていても、馬主サイドから『上位騎手がいないのなら乗せてあげて』とか、
『平場なら減量が利くし』という理由でご氏名が掛かるらしい。この辺りは兄弟子の後ろ姿を見てきたんだろね」
エージェント全盛時代なのは間違いないが、騎手の営業能力で馬が集まることもしばしば。
2場開催時は厳しくても、営業上手な騎手は3場開催ともなれば必ずと言っていいほど、それなりの馬が集まってくる。
14日からは5週ぶりの3場開催。今週まではパッとしない成績でも、次週から一変の活躍を見せる可能性もあるだけに注目しておいて損はないはずだ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
