そもそも「スロー逃げ」言うても、もともと有馬記念というレースは逃げ馬にとって非常に厳しいレースなのである
おそらく、「逃げ切りが難しいG1」のトップ3には入っていると思われる

下記は、近10年における有馬記念の「逃げ馬」「前半1000m通過時計」「着順」「人気」である

08 ダイワスカーレット   59.6   1着    1人
09 リーチザクラウン    58.9   13着   5人 
10 トーセンジョーダン   62.0   5着    7人
11 アーネストリー     63.6   10着    5人
12 アーネストリー     60.4   11着    14人
13 ルルーシュ       60.7   16着    11人
14 ヴィルシーナ      63.0   14着    12着
15 キタサンブラック    62.5   3着     4人
16 マルターズアポジー  60.8   15着   12人
17 キタサンブラック    61.6   1着     1人

↑これを見れば「一目瞭然」である 
「人気」と「ペース」に関わらず、生半可な、生半な、ハンチクリンな逃げ馬は全て“壊滅状態”であって、G1・1勝級の馬でようやく掲示板レベル、
そして、逃げきっている2頭は歴代レベルの牡と牝の名馬であるダスカとキタサンだけである それも「1番人気」で・・
人気薄のノーマークでさえ壊滅状態の有馬で「1番人気」で逃げ切るって・・・ 
これは本当に本当に、今年の有馬のレースを見た印象以上に実際には難しいことなのである
そのことを理解している人間が、いったい此処(競馬板)にどれくらい存在するのだろうか・・・