「賢さ」を見せつけた追い切りだった。ラブバレットは、ゆったりとしたペースでスタート。
菅原勲師から松岡騎手に出された指示は「4ハロンからさーっと(軽く走らせる)」。
すると鞍上が特に指示しなくても、馬が徐々にペースを上げていく。
しまい12秒3でまとめ、5ハロンを67秒9で駆け抜けた。師の意図通りの動きに、鞍上は
「馬がそれを分かっている感じだった。それを邪魔しないように乗っただけ」と満足そうに振り返る。

鞍上の頭には、07年ジャパンCなど7度騎乗したコスモバルクが浮かんでいた。
「気性がいいし、馬が賢い。地方の良い馬は賢さを持っていますね。あのコスモバルクもそうだった」。
03年から09年にかけて、北海道からJRAに挑戦して4勝。皐月賞2着など
クラシック3冠すべてに出走した「地方の星」の名前を出し、この日の走りをたたえた。
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