藤田菜七子騎手が騎乗していたのは、2番人気のバララットゴールド(牡3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)。
チャンスのある人気馬であることも然ることながら、オーナーは「日本競馬の王様」社台グループの権力者・吉田勝已の妻・吉田和美氏である。
過去に2015年の年度代表馬モーリスや、種牡馬入りしたキンシャサノキセキなどを所有した大馬主の人気馬を託されたとあって、菜七子騎手にとっては大きなアピールの機会だった。


しかし、結果は6着惨敗......。
スタートからハナを主張したバララットゴールドだったが、内から松田大作騎手のキクノゼファーが譲らず激しい主導権争いに。
2頭で後続を大きく引き離す展開で1コーナーを回った。
その後、2コーナーを迎えた辺りで結局、引いたのは菜七子騎手。
2番手からの競馬となったバララットゴールドだったが、前半の無理が祟って掲示板にも載ることができなかった。


これには藤田菜七子騎手も「苦しい展開にさせてしまい、もったいない競馬となってしまいました」と肩を落とす他なかったようだが......。

「レース直後は、イライラで凄い剣幕だったそうです。周囲もとても声を掛けられるような状態ではなかったとか......。松田騎手もまったく引く気配がなかったですし、
藤田騎手もああなるまで譲れなかったということは、おそらく陣営から『逃げ』の指示があったんでしょうね。


周りで見ていた騎手も『あれは菜七子が可哀そう』『先に菜七子が頭くらい出ていたし、普通は松田さんが引く場面ですよ』と藤田騎手を擁護する声も多かったようです。
中には『あそこまでいくと、もう嫌がらせじゃないですか?なんか目をつけられているんですかね』と松田騎手との確執を気にする声も......」(競馬記者)

http://biz-journal.jp/gj/2018/05/post_6564_2.html