ついにディープインパクト産駒の秘密兵器がベールを脱ぐ
武豊「2億4000万円ホース」で伝説の新馬戦! 6度目の頂点へ「ダービー請負人」友道厩舎の超良血馬が堂々デビュー!
今から10年前、2008年の菊花賞当日。オウケンブルースリが1番人気に応えて菊の大輪を咲かせた、わずか3時間前。同じ京都競馬場で、後に「伝説の新馬戦」と呼ばれるレースが行われた。

 勝ったのは翌年の皐月賞馬アンライバルド、
2着が日本ダービー(G1)でも2着するリーチザクラウン、
3着には後にG1・6勝を上げ年度代表馬にも選出されたブエナビスタ、
4着も翌年の菊花賞馬スリーロールス。
幸か不幸か、彼らは奇しくもデビュー戦で激突し、伝説が生まれた
あれから10年、今年の菊花賞当日にも同じ芝1800mの新馬戦が行われる。

 今年も厩舎期待の素質馬が集う中、ひと際高い注目を集めている大器がいる。
「将来性はある。来春、大きなところを目指せる馬」と関係者が絶賛するワールドプレミア(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 一昨年のマカヒキ、そして今年のワグネリアン――。2頭のダービー馬を擁する友道厩舎が「気持ちをしっかりつくり、距離をこなせる馬にしたい」と期待する大器は、2012年の日本ダービー(G1)で1番人気に推されながら敗れたワールドエースの全弟だ。