2008年の北京五輪の陸上男子400メートルリレーで、優勝したジャマイカのドーピング違反による失格が確定し、
銅メダルだった日本が銀メダルに繰り上がった。日本オリンピック委員会(JOC)が11日に発表した。

日本は塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4選手が出場。2位のトリニダード・トバゴが金メダル、4位のブラジルが銅メダルに繰り上がった。

ジャマイカは第1走者のネスタ・カーターがドーピング再検査で陽性反応を示し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に処分を不服として訴えたが棄却された。
アンカーのウサイン・ボルトの五輪通算金メダル数は陸上界ではカール・ルイス(米国)らと並ぶ最多9個だったが8個に減った。

朝原さん(現大阪ガス陸上部副部長)は「すっきりして素直にうれしいが、スポーツ界にとってドーピングによって繰り上げが行われるのは良くない。
ドーピングする選手がないようなスポーツ界であってほしい」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181211-00000066-mai-spo