そもそも、欧州と日本で違いを産んでいるのは馬場というのが間違いなんだよ。
一番違いを産んでいるのは馬場じゃなくて「ペース」とそれに付随する「乗り方」の差なの。
欧州馬はスローペースでも後半かなり早めからのロングスパートになる。もしくは今回の凱旋門賞のようにハイペースになる。
日本は同じスローペースでも残り2〜3Fまでスパートしない、ホントのヨーイドンダッシュ競走。

フィエールマンはこの際たる馬で、3000m戦であっても残り2Fからのヨーイドンしかやってないから
今回のような前半ずーっと息の入らないペースだと2000mも行かずに息切れしてバテる。(48馬身も負けたのはそれが原因)
仮に今回の凱旋門賞がスローペースの直線勝負だったら同じユルユルの馬場であってもエネイブルやヴァルトガイストからはそうそう離されなかっただろう。

逆にエネイブルやヴァルトガイストが去年のジャパンカップに出てたとしても
騎手がキセキをピッタリマークしてアーモンドアイより前にいたら普通に勝ってただろうね。
要は、外国馬は初めて日本の馬場とペースで走らされるから騎手がどれぐらいのペースなら走り切れるかわからず
日本馬のペースに合わせて後方を走るから全力を出し切れずにレースが終わるケースが多いと考えられる。