マイラプソディに対する期待の大きさは陣営も一緒、いや、それ以上だ。名牝エネイブルの現役続行が発表された時、大江助手が
「なんだよ、引退しないのかよ」と言ってきたので、「あれだけの名馬をあと1年見れる。うれしいことじゃないの」と返したところ、彼は「来年、マイラプソディで戦うことになるかもしれないんですよ。
エネイブルが強いのはもちろんだけど、あの馬が走るということは馬場をソフトにされる可能性がある。それは避けたいじゃないですか」と。

 驚いたことに来春ではなく、来秋の大舞台をすでに視野に入れていたのだ。

正直、京都内回り2000メートルという今回の舞台設定はフットワークの大きいマイラプソディに向いていないのだが、ここをクリアすればダービー前の難関・皐月賞が見えてくる。
無敗の2冠馬として渡仏。それも鞍上は武豊となれば、近年でも最高に盛り上がる凱旋門賞挑戦になるだろう。
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