南京大虐殺のときに中国人25万人の命を救ったドイツ人の子孫が新型コロナウイルス感
染症(新型肺炎)に関連し、中国に助けを要請したと中国メディアが報じた。2日、現地
メディアの上海熱線や中国中央電視台(CCTV)などは「ドイツ人ジョン・ラーベの孫
であるトーマス・ラーベ氏がドイツで医師をしている」としながら「彼から駐ドイツ中国
大使館にコロナ関連の医薬品を緊急で入手できるかどうか打診があった」と報じた。呉懇
駐独中国大使は「大使館からすぐに中国工業情報化部に連絡して医薬品を手配し、企業側
も医薬品を一日も早く彼の手に届くように協力する予定」と明らかにした。

中国がこのようにドイツを全面的に助ける背景には、ジョン・ラーベが南京大虐殺のとき
中国人を避難させた人物だからだ。