アサ芸「この騎手&調教師に聞いた!」ロングインタビュー
2017年3月号
インタビュアー 片山記者
騎手 武豊

片山「豊君はいつ聞いても、他人に興味がない感じだから兄弟子である河内先生にこの前聞いてきたよ。」

武豊「河内さんに?なにを(笑)」

片山「豊君がジェラシーを感じてた後輩騎手のこと。意外な騎手の名前が出てこちらも驚いた。」

武豊「あー、江田勇亮君のことかな。」

片山「即答するんだね(笑) そう。凄く意外だったよ。」

武豊「河内さんがねぇ、彼を凄く可愛がっていたんですよ。
河内さんて、口であれこれ言わないでしょ?だからこちらは本当に重要な事しか聞きに行けなくて、見て勝手に覚えろというスタンスだった。
その河内さんがですよ、彼の事は凄く可愛がっていてね、関東で飲み会がある時だけでなく、関西にも彼を連れて来ていた。
美浦所属騎手なのに、これは本当に珍しいことなんです。
いつも彼の話をするから、僕も興味深く彼の騎乗ぶりとか態度とかに注目していたんですよ。」

片山「河内先生ご本人は、江田勇亮騎手は豊君と一緒に東西競馬界を牽引していける騎手になって欲しかったと話してた。
実際に豊君から見て、江田勇亮騎手はどんな騎手なの?」

武豊「良い騎手だと思いますよ。河内さんが初めから目をかけられただけあって、上手いなという乗り方をよくしています。
もっとチャンスのある馬に当たればグンと伸びてくるタイプ。
性格も謙虚でユーモアがあって凄く可愛いんですよ(笑)
僕が乗れなかった馬で、騎手探しに苦労していた美浦の厩舎にはさり気なく勇亮君を推したりとかしてたんですけど、
翌週その馬に江田照男が乗ってたりとか(笑)それも別の厩舎でも同じ現象があった。
いや、そっちの江田ちゃうねん!ってね。照男はなんも悪くないんだけども(笑)」

片山「間違えたのかな?(笑)でも豊君がそこまで興味を引かせた後輩騎手は謙一や伸二くらいだよね。ジェラシーまで覚えたのは江田勇亮騎手だけというのはある意味凄いよね。武豊にジェラシーを感じさせた唯一の騎手って事になる。」

武豊「そうですね。やっぱり兄弟子の河内さんが公私共に可愛がっていたのを見て、当時は羨ましく思ったんだと思います。
近年だと、ケイアイドウソジンで大きいとこを勝ったり頑張っていますよね。」

片山「もっとチャンスのある馬に乗れるように頑張ってほしいよね。江田勇亮騎手とは接点がなかったけど、いつも笑顔のイメージがある。今度、武豊TVに出演させてみらどう?良い反響が起こるかも。」

武豊「それね、制作側が騎手を選んでるから今度言ってみますよ‪。
ただ、いざ収録開始でそこに居るのは江田照男だったりして(笑)」

片山「それはそれで面白いかもしれない(笑)」
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