暗女「えっ……?ワイさんって競馬ファンだったんですか?」
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ワイ「せやで。週末は大体競馬やってるんや」
暗女「は、はぁ……」
ワイ「暗女ちゃんはそういう遊びせえへんからわからんやろうね」
暗女「あ、あっ、いえ、あのっ、」
ワイ「気を遣わなくてええで。ワイは女っ気ないから理解される趣味作れないんや」
暗女「そ、そ、そうじゃなくてっ、あっ、あ、あた、」
女上司「おーいワイーちょっと来てー」
ワイ「あーもうなんやねん藪から棒に。ほな暗女ちゃんまたな」
暗女「あ、あっ、……あうあう」 暗女(兄さんが競馬好きだから……名前くらいなら分かるって言えたらよかった…)
暗女「はぁ……ふぅ……」
同僚女「よっ!なーにため息ついてんの!」
暗女「わわっ!同僚女ちゃん、……ならいっか……あのね、」
同僚女「へー、ワイくんって馬が好きだったんだ。なんか意外っていうか」
暗女「あ、あんまり……自分の話、してくれないから…」
同僚女「情報ゲットして嬉しかった、と」
暗女「う、うん……でも、私からは何も……伝えられなくて」
同僚女「あーわかる。ワイくんって一方通行だもんね」 同僚女「競馬ってさ、あんたのお兄さん好きなんだし?話題つくるチャンス?」
暗女「そ、そうなんだけど……詳しくないし…」
同僚女「別に詳しくなくていいって。ワイくんに教わればいいんだし」
暗女「お、教わるって…!私は競馬をやりたいとは……」
同僚女「良いきっかけが出来るかもしれないんだから。ねっ?」
暗女「う、うん……」
暗い(……兄さんに聞いてみよう) 兄「は?お前が?競馬を??」
暗女「わ、笑うなー!」
兄「いやすまん。今まで気にもしなかったのに……急に……なあ…?」
暗女「……うぅ」
兄「わかったわかった。聞かないって。競馬がどんなものか知りたいなら、実際に行くべきだな」
暗女「行くって、見に行くの?」
兄「平日にもナイター競馬って開催されていてな。丁度良いから明日仕事終わって行くか」 長いねん
こちとら忙しいねんやからさ、
三行でまとめるとか四コマ漫画風にするとかせんと、
商売にならんでホンマ 夜
兄「ここが競馬場だ。広いだろう」
暗女「うわー!イルミが綺麗だー!思ってた絵と全然違うー!」
兄「デートスポットでもあるからな。周り見てみ?カップルがちらほらいるぞ」
暗女「わあ…!」
兄「まあ客層のメインは親父連中だけどな。男に臭いイメージもだいぶ薄れちゃいるが」
ワーワー!ワーワー!
兄「おっ、丁度レースの最中だな」
暗女「ん?」 ワイ「オラーーーーー差せやミカモトォーーーー!死ぬ気で乗れや!!」
喪女「…!!」
兄「うっわ、ああいう客もいるんだが……今日は一際目立つ奴がいるな。だ、大丈夫だ!ああいうのは一部で…」
ワイ「ほんまカスやなミカモトォ!お前な、デリ呼ぶ暇あるんやったら馬のってこんか!」
喪女「わ、ワイさん……」
兄「えっ?知り合い?」
ワイ「お、喪女ちゃんやん!」 ワイ「なんやーめっちゃ偶然やん。喪女ちゃんがここにおるなんて想像もつかんかったわー」
暗女「ひ、あっ、ぃ、いぇあ、そのっ、」
ワイ「おっ?こちらの人は……」
兄「ニコッ」
暗女「あっ、こ、こっ、けっ、ぁ、」
兄(ほほーん)
ワイ「もしかして彼氏なんか?」
兄「そうです」
暗女「!!!!」 暗女「っっっ!?!?!?」
ワイ「せやろ?ええ感じに見えるからそう思ったんや」
兄「あはは。それで……あなたは?」
ワイ「ああすまん、ワイは彼女さんと同じの会社におるワイや。よろしく」
兄「これはどうも」
暗女「…………」
ワイ「ん?どないしたんや暗女ちゃん?」
兄「あはは。いや、ね。僕がデートに誘って偶然知り合いと出会したものだから……面食らっているんでしょう?」
ワイ「ほーん、そんなもんなんや」
暗女「な、なんで!?」 取り敢えず登場人物の相関図を1以外の奴がまとめてくれ ワイ「暗女ちゃんはどの馬が好きなのかな?わしはサイレンススズカやね」
暗女「・・・んだろ・・・」
ワイ「ん?」
暗女「スズカさんだろ!」
ワイ「え?」
暗女「馴れ馴れしくまりんかの担当キャラを呼び捨てすんな!」
ワイ「す、すいません」
暗女「響けファンファーレ歌いにいくぞ!」
ワイ「はい・・・」 ワイ「でも意外やったわ。暗女ちゃんも競馬やるんやね。言ってくれたらよかったんや」
暗女「ぇ!あ、は、っ、はい!」
兄「彼女はまったくの素人で……僕が初めて連れてきたんですよ。ワイさんは…競馬はよく?」
ワイ「当たり前やん仕事終わったらほぼ毎日来てるで。君もなん?」
兄「いえいえ、僕は専らネットから購入して、……」
兄(おい!お前も話しに入ってこいよ!)
暗女「だ、だってわかんない!」
ワイ「ん?なんや暗女ちゃん、彼氏に教えてもらえばええやん」
暗女「か、かかかっ、かっ、こ、この人は!かれ、かれっ、」
兄「僕も素人なんです。よかったら場馴れしているワイさんに…」 ワイ「おっ!ええで、ワイの知ってる範疇やったらな」
兄「よかったね」
暗女「……!コクコク」
ワイ「せやったらやろか。45分から高知発走やからな。新聞買ってくるとええで」
兄「じゃあ僕が、」
暗女「!!!!ブンブン」
ワイ「なんや、彼女を置いて行こうとしたらあかんで。暗女ちゃん怒ってるやん」
兄「えっ?あ、ああ…じゃあ行ってきます」 暗女「兄さんのアホー!なんで嘘ついたん!?」
兄「えー、なんとなく」
暗女「あほやん!アホー!」
兄「まあいいだろ。それよりも、あの人が原因?急に競馬やるって言い出したの」
暗女「……う、うん」
兄「ふーん、まあいいや。じゃあ頑張れ!」
暗女「頑張れって、ぇ!?帰る?!」
兄「急な仕事が入ったとか言ってさ」
暗女「アホーーー!」
兄「やっぱり?」 ワイ「遅かったやん。もうパドック放送終わってまうで」
兄「あはは。ワイさんはどこから買います?」
ワイ「ワイは5ウインフラクタルやな!園田Bクラスの馬がC2で負けるかいな」
兄「ほう……前走は転入3戦目でC1を3着ですか。しかもC2レースなら狙い目ですね」
ワイ「せやろ?彼氏くんめっちゃ詳しいやんけ!」
暗女「……(ぜ、全然わからない)」 ワイ「相手に2,6,7,8やな。三連単マルチで高め待ちやで!彼氏くんはどないや?」
暗女(……マルチ?)
兄「僕は素直に7ラヴミーアーサーですね。持ち時計は無くとも世代上位のフルゴリラ相手に0,1秒差なら、ここに入って勝ち負けでしょう?」
暗女(……ゴリラ?)
ワイ「せやけど安いからなーワイも買うけど飛んでくれた方がええわ!」
暗女(……馬が飛ぶ?)
兄「来たばかりですし、とりあえず当てたいですから。紐は4,5,6に馬連を流します」
ワイ「おーウインフラクタル買うんか!ええやん」
兄「暗女はどうする?」 暗女「わ、わかんないよ全然……」
ワイ「せやったら勝つと思う馬を選んでみたらどうや?」
暗女「か、か、勝つ、です、か…?わ、わわっ、わかりません…」
ワイ「暗女ちゃんの勘でええんや。ビギナーは感覚でまず選んだらええで」
暗女「じ、じゃあ……1で」
ワイ「レッドヴェルサスやな。なんでこれなんや?」
暗女「……な、名前が……良い…かな、……って」
兄「……」
暗女「そ、それに……1番だから…1番に来るかな、って…」
兄「プッ」
暗女「〜〜〜!!!!」
ワイ「なんやなんや喧嘩はあかんで!チャンスあると思うで」
暗女「ほ、本当ですか!?」
ワイ「そらどの馬にも勝つチャンスはあるんやからな。自分が選んだ馬を応援せなあかんな」
暗女「は、はい!」
ワイ「ほなマークシート書きにいこか!」
19:45発走 高知9R着順 7-5-1
ワイ「あーーーーあかん!」
兄「よしよし」
暗女「えっ?えっ?」
ワイ「あかーんワイは暗女ちゃんの1買ってへんから外れや!」
暗女「で、で、でも、ワイさんの…5は来ましたよ…?」
ワイ「せやねん、軸は来てるんや軸はな。でもあかんねん」
暗女「???」
兄「8が3着なら当たってましたね」
ワイ「そうやなーまさか暗女ちゃんの馬に負ける思わんかったんやー」
暗女「わ、わっ、わたしのっ、せいですか?!」 ワイ「ちゃうちゃう。ワイが暗女ちゃんの馬を買えばよかったんや。次は暗女ちゃんの馬を買うでー」
暗女「えっ…ええっ!そんなっ、!」
兄「あはは。そんな責任感じなくていいから。鵜呑みにしないで。ねっ?」
ワイ「ワイは暗女ちゃんのビギナーラックに乗っかるだけや。紐に買うから好きなの選んでええで」
暗女「じ、じゃあ……7番の馬で…レモンフェイバー…?」 兄「井上?デビュー仕立ての減量騎手か」
ワイ「あーこらどないやろな」
暗女「だ、だめですか!?」
ワイ「いや駄目やないで。馬はええしなーあとは屋根や」
暗女「……(屋根?)」
兄「内のアンダーパワーがすんなりってメンバー構成ですね。7は減量騎手なら強気に逃げるかもしれませんね」
ワイ「こんなんデビュー日に逃げるなんてしたら教育されるで!」
暗女「……(逃げる?教育??)」 ワイ「暗女ちゃんの7買うんやったら前で馬券は組み立てなあかんな。せやったら軸は4カシノシックススや!好位取れるし展開も合うで!」
兄「ある程度のテンはあるし後ろには下がりそうにありませんね」
暗女「???」
ワイ「せやろ?紐は1,3,7で馬連と三連複にするで!」
兄「僕は……3と7が消える流れに賭けてみようかな?オッズもつきますよ」
ワイ「せやけどガッツリ差しは決まらんで」
兄「6-8-9のワイドボックスにします。一つでも当たってくれればね?」 ワイ「なんや6-8やとめっちゃつくやんけ!ワイも抑えに買うわ」
兄「本当は1と2も買いたいんですけど……あはは」
暗女「買えないの?」
兄「うーん……点数が増えると当たっても利益が出ないからな。難しいよ」
ワイ「せやな。印いくつか打って当てるだけなら誰でも出来るんや。どう買うかやからな」
暗女「む、難しい……!」
ワイ「そんな考え込まんでもええんやで。ほなマークシート書きにいこか!」
20:20発走 園田競馬ならまだしも南関でこんな喋り方する奴おらんわ ああこれ今日のレースなのか
デビュー日の騎手が所属厩舎以外で積極策に行けるわけが無いと思うが ほう、リアルタイムの進行にあわせて話が進むわけか
なるほどな 高知11R 4-7-5
ワイ「しゃーーーーー!来たで暗女ちゃん!」
暗女「あ、当たった?今のは当たったんですか?!」
兄「あはは。今度は間違いなく、ね。馬連おめでとうございます」
ワイ「サンキューやで!暗女ちゃんのおかげや。ワイはレモンフェイバーが連対するとは考えもしてなかったで」
暗女「わ、わたしのっ!?」 兄「驚きましたね。内を見ながら冷静に先行出来るとは……新人だからと高を括っていました」
ワイ「せやな。危うく3を抜きそうになって引いたし冷静やったな。あれで逃げたら教育や!」
暗女「き、教育……?」
兄「はいはい気にしない気にしない。おっと、どうやら次は最終レースですね」
ワイ「せや!高知名物一発逆転ファイナルレースや!」
暗女「ぎ、逆転……?ワイさんは当たってるんじゃないんですか…?」
ワイ「ンゴーーーー!!!!」
兄「ああ、駄目だよそれ聞いちゃ」
暗女「……???」 ワイ「にしてもなんや、この駄馬集合レースは!毎度毎度頭おかしなるで」
兄「理屈で選んでも当たりそうにありませんね。こういう時こそ彼女の出番かな?」
ワイ「せや!暗女ちゃんまた選んでやーいくつかワイに教えてほしいんやで」
暗女「ぅえ!あっ、わたし、なんかが……ぉ、おそれ多いです……」
ワイ「ええでええで!好きな名前でも数字でも好きなの選んでええんや」 暗女「じゃあ……12とか…」
兄「ぺ、ペガサスだから?」
暗女「〜〜〜!!!!」
ワイ「ええやん!ペガサス強そうやからな!」
暗女「さ、さっき……ワイさんが…飛ぶとか…どうとか…いってたから…」
ワイ「……?」
兄「あーあー、僕は10から一発逆転を狙おうかな?転入2戦目は叩いた効果も見込めますよ。何より脚質も合いそうですね」
ワイ「おっ?てっきり先行馬から選ぶと思ってたわ。なんでなんや?」 てか今日は一発逆転じゃないのかな
JRAからの転入初戦がファイナルレースとか初めて見た 5から買えば当たるレース
こんな糞簡単なレースに予想もなにもない
5単勝10万 おもしろかったからこういう新しい試みは今後もやってクレメンス 暗女がどうせ身長143cm体重88kgでメイプル超合金のデブみたいで四六時中臭い屁こいてるってオチだろ?わかるよ >>60
読んでるんだからちゃんとやってくれよ!
楽しみにしてるんだからよ 暗女エロいから好きだわ
地味な服、脱がすと際どい下着で積極的に攻めてくるイメージ ワイ「新しい日々の始まり 春の風に吹かれていた 俺はずいぶんとこうして 夢の続きを独りで見ていた そんなある日の午後に〜」
暗女「お前が歌うんかーい。てか長すぎ」 何もできないくせに文句だけ垂れ流すアンチなんかより>>1の方よっぽど素晴らしいよ
またやってくれ つづき 書かんのやったらワシが超久しぶりの、えなりかずき(松若)のストーリーかきはじめるぞ!いいのか? (書かんようやな…じゃあワシが書く)
ワイ「じゃあ暗女ちゃん行こうか」
暗女「あ、はい」
―ぬ〜
ワ「あ、えなりかずき騎手!あ…うぐ」
えなりかずき(松若)「おまえのその耳が藤岡兄に似ている」
―ゴキャッ!!
暗「ああ、ワイさん…」
兄「おお、えなりかずきさん、妹を助けてくれたのか、ありがとう。へぐ!!」
え「何を勘違いしている、この女は俺がもらった」 >>35
なんでやねん
関西弁なんか日本中どこにでもおるんやでんねん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています