四位師が開業 藤沢和師の「エッセンス盗めれば」

昨年は美浦の名門藤沢和厩舎と栗東・千田厩舎でトレーナーとしてのノウハウを学んだ。
「藤沢さんのところには2カ月くらいいました。昔からかわいがってもらっていたし、若い時からいろんな話もしてきた。そのエッセンスを盗むことができればと思います。
夏は北海道で、千田先生のところで馬を預からせてもらったし、いろんな牧場で顔を売ってきた」。開業へ向け、着々と準備を整えてきた。

騎手時代から変わらないのは馬を最優先する気持ちだ。「馬は口がきけない。
常に様子を見て、馬にできる最善のことをやってあげないと。
いい競走馬生活を送れるように、最大の努力をしないといけない」。熱い思いを口にした。

スタッフには「馬を大事に。楽しく仕事をしよう」と伝えている。「競馬はエンターテインメント。
扱う人が一生懸命、楽しくやって、いいレースを提供するのが我々の役目」と話す。
今週は3頭が出走予定で、1番手は土曜阪神3Rテイエムジャガーだ。鞍上は福永騎手。
「僕の初陣だから乗りますって、後輩が言ってくれて。うれしいよね」。
日曜小倉8Rサマービートは藤原英厩舎からの転厩馬で「能力は十分ある」。
すべての馬に期待を込め、ターフへと送り出す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d9da8e4e7081493a8ef1d6de13391815e59121eb