今年のケンタッキーダービーを逃げ切ったメディーナスピリット(牡3、B・バファート、父プロトニコ)が新たに行ったサンプルの検査で、
再び禁止薬物「ベタメタゾン」の陽性反応が出たことがわかった。
2日、ニューヨークタイムス紙がこの事実を報道。
ブラッドホース電子版はバファート師の弁護士に確認したと伝えている。

師の担当弁護士はベタメタゾンの陽性反応が出たことを認め、
DNA検査を含めた検査を行い、ベタメタゾンが意図的に注射されたものではなく、
(塗り薬の)オトマックスによるものだと判明するのではないか、と見通しを語っている。

レース後の血液検査で陽性反応が出た後、先月9日にバファート師はメディーナスピリットへのベタメタゾンの投与を否定。皮膚病の治療で使用したオトマックスによる混入の可能性が示唆され、別サンプルの検査結果に注目が集まっている。

現時点でケンタッキー州競馬委員会の広報は
「調査中であり、新たな発表はまだありません」とコメント。
ケンタッキー州ではベタメタゾンは治療薬として認可されているが、
レース14日前からは投与を禁止されており、レース当日に検出された場合は違反となる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff7f4ecffa06cb9199246c82db66f56985d5d10c