東京ダート1600メートルは、JRAのダートコースで唯一1600メートルで行われる。それだけでも特異性は高いが、しかも芝のポケット(引き込み線上)にゲートが設置され、スタート後は内枠なら約150メートル、大外枠ならさらに30メートル余計に芝の上を走る特殊な設定になっている。
しかも、最初のコーナーである3コーナーまでの距離は、最後の直線より100メートル以上長い640メートル。これも同じ東京コース、あるいは他場にはない長さだ。指摘し始めるとキリがないぐらい、東京ダート1600メートルというコースは特異性にあふれている。
一番スピードが出やすいスタート直後に芝を100メートル以上も走るコースでJRAのダート最強馬決定戦・フェブラリーSを行っていいものか、個人的には以前から疑問に思っていた。それはともかく、(以下略)

https://race.sanspo.com/smp/keiba/news/20210604/etc21060418000003-s.html