【ダービー】友道師「自信ありました」現役最多3勝目 秋は凱旋門賞へ「日本の悲願をこの馬で」
https://www.nikkansports.com/keiba/news/202205300000382.html

何度勝っても新鮮な喜びがやってくる。武豊騎手とダービーを勝った。年下だけど、憧れの存在。厩務員、助手として過ごした浅見国一厩舎所属時代に、若き天才と厩舎で談笑するのが楽しかった。
「よく厩舎に遊びにきていたんだよね。競馬といえば、武豊。僕らの世代はみんなそう。ユタカの500勝目は僕が担当していた馬なんだ。ロイヤルタイムっていう馬なんですけど」。
それから31年がたち、同騎手の4350勝目がダービー。「皐月賞の日も夜にオーナーが祝勝会を開くつもりだったんですけど、負けちゃった。そのときにユタカは『縮小会ですね』って。ウイットに富んでいて、人間性含めて本当に一流ですよ」。

魅了され続けるレジェンドにオーダーなんて必要なかった。最後まで冷静に見守るはずが、ゴールの瞬間だけは喜びがさく裂した。「最後はガッツポーズしていました。1人で。何回勝ってもいいですね」。4角の手応え、直線の伸びも格別。ダービーレコードでの勝利は、夢の続きを示してくれた。