*1:「寡人」をそのまま音読みして「カジン」とするか、「わたくし」とするかは分かれるところだ。
*2:「〜〜、則〜〜」のとき、則を不読にして意味の合うようにつなげる。ここでは仮定形。
*3:「然」は「しかり」と読まれるから、直訳すれば「そうだ」となるが、「河東が凶であってもまたそうだ」よりは「河東が凶であってもまたそのようにする」のほうが現代語では自然かもしれない。
*4:原文でここに「加少」「加多」という語句が使われている。「すくなきをくわえる」「おおきをくわえる」は現代語では異様な表現であるから意訳にたよった。
*5:原文で「兵刃既接」となっている。現代語で「既」にぴったりした語が分からない。
*6:「或」は文意によって「ある+○○」の形で補って読む。ここでは兵士をさしているから「あるひと」とする。
*7:「知る」の尊敬語は「ご存じある」であるから知(チ)という漢語をゾンという漢語に訳することになるが、これはしょうがない。
*8:禁止を表す文では「〜することなかれ」と読まれるが、これは現代語では異様な表現と言える。
しかし単に「〜するな」というのでは不自然な場合もあるから、「〜してはならない」と「〜するな」を使い分けるようにする。