史記や書経から甲骨文字の意味を正確に読み取ることは不可能だ。
そもそも史記や書経は商(殷)のずっと後世の史料で、その信憑性には疑問が多い。
そのうえフレイザーの金枝篇など根拠として使っても漢字の起源の根拠として弱い。
結論としては白川静の字源はこじつけにすぎない。
日本や中国の専門家が、白川の字源を馬鹿げたものとして相手にしないのは当然のこと。
それを白川が私立大だからイジメられたとするのは被害妄想だ。百年後も千年後も認められることの無い説だ。
信じたい人は信じても構わないけど、普通の人が「字統」とかにハマって時間を浪費するのは忍びないのであえて警告しておく。