分数のうち、日常会話で頻用されるものにだけ通称を設けてみた:

【原語】2分の1
【和語】ぶり
【付言】二つの語源から。天秤棒の異称「ぶり(振り)」と、そこから派生した青果市場の符牒
     「ブリ=数詞の2」に由来。
     天秤棒の両端に荷物を「振り分け」てバランスを取るためには重量を均等な「2分の1」に
     分けなければならないことから。

【原語】3分の1
【和語】こみきた
【付言】小+三段(みきた=三分された状態)。
     分母が3の分数は通常1/3と2/3のいずれかなので、
    2/3に対して「小さいほうのミキタ」として。
     通常の言い方では1/3は「ひとみきた」。

【原語】3分の2
【和語】おおみきた
【付言】大+ミキタ。 1/3に対し「大きいほうのミキタ」として。