【原語】ウイルス
【和語】おい
【付言】書物や経巻を格納し背負う運搬具「笈」から。
     ウイルスの基本構造「蛋白質の外殻の中に繁殖のための設計図・RNAを内蔵」が、
     笈の構造「箱状の容器の中に(しばしば)写本のための原本を内蔵」と似ることから。
     「コピーを増やすためのマスターが容器の中に納められている」点が共通しており、
     さらに、ウイルスも笈も「自力では移動できず、人間(等)に運ばれて移動する」点、
     「それ自体ではコピーを作れず、運ばれて次の人の手に渡って初めて写本(コピー)を作ってもらえる」点、等が
     共通しているところから。
     それと余談ながら「ういるす」と「おい」の語呂の近似も理由の一つ。

【原語】(武漢発の)新型コロナウイルス
【和語】うけらおい
【付言】樹木の朮(うけら)+笈(前述「ウイルス」)。
     日本の山野で花を咲かせる樹木「朮(おけら、うけら)」の花の外観が
     新型コロナウイルスの「球形の外殻から無数の放射状突起、突起の先端も球形」という外観に
     似ていることから。
     (朮の花は無数に長く伸びたおしべの先端が膨らんでいるので)
     英名coronaもラテン語「王冠」由来のようで、やはりウイルスの外貌を見立てたものなので花もアリかと。