助動詞「らる」の「ら」が擬似四段活用をつくる接尾語だというところでしょうか。

学校教育で教えられる古典文法は「学校文法」という、いくつかある文法学説のうちの一つにすぎません。
品詞の認定は学説によって、さまざまであり、たとえば、時枝文法では、そもそも「る・らる」を助動詞と認めていません。

ですから、「らる」の「ら」を動詞の語尾と認める見方もあっていいわけです。