新字馬鹿はきっと、常用漢字にも康熙字典に據る字形があることを知らんのだろうね。

例えば「吉」や「高」など。

「吉」字は木簡・隷書の時代から上部を「土」で書寫するのが一般的だった。
ところが康熙字典が偶然「吉」の上部を「士」としたために常用漢字においてもいまだにその字形なのである。

「高」字も木簡の時代から十一畫で書寫するのが一般的だった。
ところが康熙字典が偶然十畫としたために常用漢字においてもその字形なのである。

ソースを知りたければググるだけでなく字體關聯の書籍を複數買ってみろ。どの本にも似たようなことが書かれてあるから。

昭和二十四年四月二十八日公布の内閣告示第一號の「まえがき」には、

「一、この表の字体の選定については、異体の統合、略体の採用、点画の整理などをはかるとともに、筆写の慣習、学習の難易をも考慮した。なお、印刷字体と筆写字体とをできるだけ一致させることをたてまえとした。」

とある。新字馬鹿は「略体」を使えてマンセーなんだろ?w

「略体」というのは當然だが正體の對だよ。

それほど略字俗字の慣習にこだわりたければ、「吉」を土口、「高」を十一畫で書くがいい。「鬱」も「欝」と書けば?w

こういうことすら知らずに、新字と思いながら康熙字典體を書いているとしたら滑稽としかいいようがない。