そうそう忘れてた
>>180について、「何一つ残してない」には違和感があります
何より併合前に限定しても漢文学については多数ありますから。

> 『三国史記』『三国遺事』は歴史書として読まれているが、文学としても読むことが可能である。
『三国史記』では、「花郎」に関する記述が物語性を帯びたものと見ることができ、また「都弥伝」「温達伝」などの烈女・孝女伝も史実に物語性を含んでいる。
『三国遺事』では「春秋公」「百済の武王」の逸話が有名である。

高麗時代の書籍としては、『白雲小説』(李奎報)、『破閑集』(李仁老)、『補閑集』(崔滋)、『櫟翁稗説』(李斎賢)などの稗官文学や
『浮雲居士伝』『朋学同知伝』『普徳閣氏伝』『王郎返魂伝』などの僧伝が書かれた。
漢文での文学活動は依然として稗官文学が盛んであり、
『於于野譚』『東野彙輯』『青邱野談』『青邱笑叢』『渓西野談』『鵝洲雑録』『芝峰類説』などが書かれる。
『古今笑叢』は朝鮮最古の猥談集として知られている。
なかでも金時習の『金鰲新話』(1494年)は中国の『剪灯新話』の影響を受けた翻案小説として文学的価値が高い。
『金鰲新話』は朝鮮では散逸してしまったが、日本で訓点を入れられて読まれていた。
日本の『伽婢子』は『金鰲新話』の翻案とみられている。

文禄・慶長の役(1592年、1597年)を経ると、軍記がさかんに書かれる。
即ち、『懲録』(柳成龍)、『奮忠紆難録』(釈南鵬)、『日本往還録』(黄慎)、『少為浦倡義録』(金良器)、『唐山義烈録』(李萬秋)、『龍湾聞見録』(鄭琢)がそれである。
その傾向は丙子の乱を受けて更に続き、『丙子湖南倡義録』『丁卯両湖拳義録』『西征録』『江都日記』『南征日記』『戊申倡義事実』『三学士伝』『永陽四難倡義録』『林慶業伝』などが書かれた。