ハンJ読書部
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アホなネトウヨにならないためにも読書して知性を磨きましょう。 >>373 実際ネトウヨそのものは山ほどおるんやから聞いてみればええやん 想像の共同体は今じゃかなり時代遅れの理論で反論もされまくってるけどそれらを理解するためにもあくまでも眉唾ものとして読んでおくのは悪くないよね 実際理論を元に外交戦略を展開したアメリカがイラクアフガンに突っ込んで泥沼化して大失敗という 「単一民族神話の起源」読もう 大和民族ガー朝鮮民族ガー言うのが如何に曖昧なものかが分かるぞ 小熊英二の学術書だと四六判で値段も高くなくて読みやすいのは『単一民族神話の起源』やね 他は『民主と愛国』『日本人の<境界>』『1968』とどれも大判でかさばる上に大著過ぎて・・・ 『1968』だけはまだ読んでないんだよなあ・・・あの大著二冊読み切った人おる?感想聴かせてクレメンス 個人的興味でアタチュルクについて知りたいんだけどの本に手を付けたらいいのかわからん 良ければおすすめ教えて下さい >>379 その名もズバリな世界史リブレットのケマル・アタテュルク、中公新書のトルコ現代史が一番読みやすいかと 情報量ならトルコ狂乱、トルコ近現代史。オスマン帝国の崩壊は背景を知るには面白いけどケマルについての記述はさほどありません 熱心なアタチュルク信者でファシスト軍人だった陸軍の橋本欽五郎とトルコの関係について中公新書でなんか読んだ記憶が 『イスタンブールを愛した人々』って新書やったかなあ ケマルと相対したギリシャのヴェニゼロスも面白いで 戦争中に落選して親独だった国王が復権したせいで国際社会が希土戦争でギリシャを応援しなくなる >>366 ボーダーかそれ以下の引きこもりや老人にリーチする無料のコンテンツがネトウヨだっただけや そこに情報商材屋が「おカモおるやん」と飛びついた結果があの糞画像群や 難しいことはなんもないで ワイもちゃんと勉強しとかんと、自分で選んだつもりで変な考えになってしまいそうや 本を紹介してくれるにいちゃんたちサンガツやで こういう役にたたない文系達が 中沢新一の『虹の階梯 - チベット密教の瞑想修行』なんかを絶賛してオウム真理教を増長させた 根拠もなく高い自己評価が馬鹿を生む構造は、ネトウヨと変わらない 情報ソースが違うだけ その辺は宗教学の大田俊寛が『オウム真理教の精神史』で当時の宗教学や知識人を批判してるで オウム自体も80年代的なニューエイジやオカルトの文脈で観ないとわからんしな 『虹の階梯』書いた中沢新一は確かに責任から逃げたな 責任とってしばらくアカポス離れてた島田裕巳が怒ってた というかそういう実学主義から離れて文系理系とか関係なく教養の話をしてるスレだし>>358 みたいに理系の話も出てるのに 文系理系の対立煽りは不毛に思うわ 日本にリベラルアーツが根づかなかった弊害というかなんというか こういうスレで文理の対立煽りするのはちょっと頭足らん奴やろ 何を憎もうが蔑もうがどうでもええけど、そういうのはTwitterとかでやれやって思うわ 話の邪魔になるだけやし おもろい本やったら文系でも理系でも食わず嫌いせず読めばええんやで 文系嫌いのガチ理系やけどドーキンスのエッセイはどれもおもろい 一から百まで説明しないと批判内容がわからないのか 文系煽りにしか聞こえないなら読書スレの意味ないな 大田俊寛『オウム真理教の精神史』の名前まで出してくれる奴もいるのに オウム真理教もネトウヨも脱原発も今回のことも、 無責任な文系の文化人達が後ろに隠れて責任を取らず、 大学に守られながら学生達を焚きつけて失敗すればハシゴを外す、 90年代から変わない卑怯者達への批判だ >>391 その本はわいも読んだからオウムと脱原発はわかるが ネトウヨは繋がるかね?それにこれ全部 繋げるなら人文学より精神世界市場の方が的確やろ 中沢新一とか民俗学者系って日本人とは何か、とかを学問上で決めつけてかかるところがあるな・・・ 中沢新一はちょっと文系学者のなかでもいろいろ極まりすぎてて特殊やからなあ ある悪い潮流のまさに極限として代表的ではある そういう煽りはどうかと思うけど・・・ 日本の文化人や知識人がアクティヴィズムと関わるとコケるっていうのは割と伝統的な話やからね 60年代安保に関してなら小熊英二が『民主と愛国』で描いてるし清水幾太郎なんかがおかしくなった典型やな 知識人の弱さに関しては竹内洋の『革新幻想の戦後史』なんかでも言及されてる 正直煽りにしか見えんわ いきなり役に立たない文系たちとか言い出して >>394 あと家系的にも学者一族でスーパーエリートやからね 叔父が中世史学の網野善彦で父が民俗学者・中沢厚 中沢の宗教学の指導教官である柳川啓一も門下に恵まれた人で 中沢以外にも島田裕巳・四方田犬彦・島薗進・石井研士…と面子が豪華 >>384 だとしてもネトウヨがああも同じような思想同じような行動を取るようになるのは その説明では説明できないのでは 仮説だけど長時間ネトウヨ動画を視聴したことで擬似的なマインドコントロールにかかったのでは 学生をナチ党員にしちゃった高校での実験ザ・サードウェーブみたいなの 日本人論・日本文化論というのは昔から色んな人が色んなことを言いまくってるが 自分の見聞きした範囲から結論を導き出したり外国との比較が充分でなかったり問題あるものが多い てなわけで自分はいつ頃からかアンチ日本人論・日本文化論の方に興味持つようになったw 軽い本としては小谷野敦の「日本文化論のインチキ」がおもしろい 加藤秀俊の意見も興味深い http://katodb.la.coocan.jp/doc/text/2473.html >>392 そうそうどっちかっていうと精神世界系の話や 青山圭秀とかカスタネダとかね 出版社で言うなら松岡正剛の作った工作舎あたりの著作 竹内洋の本はよく読んだけど 取材量が多いとは思うけど本人の意見が鋭さに欠けてて面白みが薄いのが難点 >>400 『日本文化論のインチキ』とか『文学研究という不幸』あたりは学部1・2年生向けの授業の教科書にしてもいいくらいよく出来てると思う 小谷野は性格がひどいから嫌われてるけど著作はどれも面白いわ >>402 あと左派コンプ?があるから変に保守系を持ち上げたりするんよね 福田恒存とか蓑田胸喜とか 福田恒存はわからんでもないけど蓑田胸喜や三井甲之の日本原理社みたいな戦前右翼はちょっと・・・ 清水幾太郎は左寄りだった頃の自伝と右に転向してからの自伝で同じエピソード(戦前にロシア語教室に通った話とか)を真逆の書き方してて笑ったわ 娘の清水禮子は哲学者だったんやがいつまでも一人立ちさせてもらえず親父の翻訳の手伝いとかやらされて病んでいった感じやな、一種の毒親や 禮子の『破門の哲学』はユダヤ人社会から破門されたスピノザを過剰に読み込んで自分の闇を重ねるような本で、おもしろいけど鬼気迫る感じでおっかなかったわ 今は孫の清水真木がニーチェについてやたら独善的な概説書を書いとるな 小谷野敦は調子がええときはええけど 小遣い稼ぎで粗製乱造してる新書とかは酷いの多いわ ウルトラマンの本とかぼろくそやったからな 専門の文学研究ではどれもええ仕事してると思う >>400 メタ日本人論としてはワイ的には 杉本良夫とロス・マオアの「日本人論の方程式」がいまだに頭一つ抜けてるわ 南博の『日本人論―明治から今日まで』とか大久保喬樹『日本文化論の系譜』とか船曳建夫の『「日本人論」再考』とか 日本文化論のメタ解説の流れって実はそこそこあるやね >>407 杉本の『日本人をやめる方法』すこ ここの原住民たちに読ませたい >>405 スピノザの清水礼子って幾太郎の娘で真木って孫だったのか・・・ ハンJ読書部見てなければ一生知らなかったと思うわ 勉強になったわサンガツ 右旋回後の清水は『日本よ国家たれ』とかの核武装論がなんか幼稚っていうかアジテーター的ですこじゃない・・・ >>376 反論されてるし古典やけど別に完全否定されとるわけやないやろ 叩き台やし大抵の研究者は読んどるもんや >>391 ほぼ全面的に賛成 ナショナリズムをきちんと正面から受け止めることができない左翼リベラル知識人(その腐敗形態が80年代「ニューアカ」でさらにその最終的劣化版が今のサヨク自称リベラル勢)はほぼ皆無で その愚劣腐敗への強烈な反動しっぺ返しが90年代の保守愛国ブーム、ゴーマニズム宣言以後のネトウヨ自称「国士様」だよ 左翼リベラルの腐敗堕落ってのは日本に限らず西欧でも深く深く進行してて、 その反動としてイギリスEU離脱もトランプ大統領(それと同時進行的なサンダース現象も)もあるんだけどね >>411 ウィーナー『サイバネティックス』は必読文献だが あれを人間社会の分析に持ち込むと絶対失敗するなというのが率直な感想だった 固有名詞や具体性に乏しすぎてよくわからない議論やわ ワオは戦後左翼サークルの中で暴れていた吉本隆明が フォロワーたる呉智英や大月隆寛みたいな80年代の宝島文化人を生んで 呉智英なんかが90年代の小林よしのりを生んだんじゃないかと思っているが 皮肉なことに今リベラルで有名な町山が当時の宝島編集だったんだよなあ・・・ >>414 > 固有名詞や具体性に乏しすぎてよくわからない議論やわ あまり固有名詞出したくないの 微妙に察してください > ワオは戦後左翼サークルの中で暴れていた吉本隆明が 呉さん大月さんは吉本隆明フォロワーじゃなくて西部邁の系列だよ > 呉智英なんかが90年代の小林よしのりを生んだんじゃないかと思っているが 初期ゴー宣の小林よしのりは「天才的」だったよ(西部曰く「異常なまでの勘の良さ」、直観的に本質を掴みそれを表現するセンスはずば抜けてたが、その後の迷走と みっともなさはひとえに知的基礎教養のなさが災いしてるが、教養はあってもセンスに欠ける知識人には不可能はインパクトを論壇に与えることができた) その西部を 「愚民愚民と人の世を 嘆く西部に品位なし」 と嘲笑した上で「愚民なさい愚民なさい」と土下座させる絵は笑ったなあ >>391 ワイは情報系の人間だからそういう右派と左派の歴史とかよう分からんからヘンテコな事いうかもしれんけど聞かせてくれ 無責任な文系の文化人達が学生を焚きつけて責任を取らず……っていうメカニズムはなるほどなと思うんやが じゃあかくあるべき文系の姿ってのは一体どういう物なんやと考えているんや? 大事な読書部スレが このスレはガチで勉強になるのでしばらくちゃんと続けたい 文系/理系ってざっくり割ってもわりと学問分野によって手法や社会への向き合い方も違うからなあ だけど最近は学際的領域も増えてきたし大変やね その一方である学問分野で通用した手法を他の分野にそのまま持ち込むとトンデモになることもあるからね 畑違いの分野の本を読んでると前提知識を知らないせいで読み間違えてるんじゃないかとか、 自分がその本からどういう結論を導けるかについて本当に理解できているのかとか心配になるわ 科研費の報告書なんか読むと人文や社会科学だとインターディシプナリーの共同研究なんかは割と当たり前になってきとるね 勿論隣接領域が多いんだけど タコツボ化が解消されるのはええことやけど一方で慎重にならないとそういう誤謬に陥る危険性も勿論あるね あんまりレスバトルになって欲しくはないんだけど ソーカル事件後文系がどのような道を進むべきかってのは興味がある 難しい言葉使って煙にまくの無しでお願いします ソーカル事件で糾弾されたのは言葉の不正確な使い方と反省・検証の不徹底さであってここで言う「文系」を指すと思われるフランス現代思想の思考の範囲を広げ新たな概念を創造するという目的を挫折させるようなものではないしむしろより議論が活発で生産的になると思う ただし言葉を正確に使うということは別の視点から見ると記号の意味を固定するということであってこれに固執すると単なる記号操作になってしまう 「言語論的展開」が人文科学と社会科学に与えた影響はものすごく大きいけど ソーカル事件自体はそこまで各ディシプリンに影響なかったんじゃないかな 日本でも「ニューアカ」界隈以外はポストモダンブームの時も地道に研究してたし 香山リカスレにその辺や科学哲学に詳しいニキのレスがあったから読むと参考になると思うで 香山リカさんファンクラブ https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1527151752/107-144 のID:vHW/olYUニキ さあ今だ放て熱き思い勝利への弾道を描けアダルトマン お前の出番行くぞ敵を打ち砕け「アダルトマン!」巨人に勝利の旋風巻き起こせよ かっとばせアダルトマン かっとばせアダルトマン かっとばせアダルトマン アダルトマン アダルトマン オイ!オイ!アダルトマン!オイ!オイ!そーれ! かっとばせかっとばせホームラン頼むぞアダルトマンここでホームラン今だ一発ぶちかませ ここで一発「アダルトマン!」 ここで一発「アダルトマン!」ライトへライトへアダルトマンそれゆけそれゆけそれゆけアダルトマン 出た出たついに必殺アダルトマン白い弾丸打ち込んでアダルトポーズだ アダルトマン!アダルトマン!さあ勝利への道切り拓け 行けそれ行け打てそれ打て走れここで輝けレッツゴーアダルトマン 飛び立とう誇らしくこのアダルトマンを蹴って逞しく美しく力の限りに 嘘を書いて噂を流し認めずに意地張ってみろよそしたら心のアダルトマンが見えてくるだろう 勇ましく雄叫び上げろカッセーアダルトマン獅子よ地平を駆けてゆけカッセーアダルトマン そのチャンスは一瞬未来を手にしろ ぶつけろヘイト無限のアダルトマン流したレス差別に変える志天高く 今舞台が出来たぞお前が文法ミスる最高の瞬間羽ばたけアダルトマン >1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49 >50,51,52,53,54,55,56,57,58,59,60,61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71,72,73,74,75,76,77,78,79,80,81,82,83,84,85,86,87,88,89,90,91,92,93,94,95,96,97,98,99 >100,101,102,103,104,105,106,107,108,109,110,111,112,113,114,115,116,117,118,119,120,121,122,123,124,125,126,127,128,129,130,131,132,133,134,135,136,137,138,139,140,141,142,143,144,145,146,147,148,149 >150,151,152,153,154,155,156,157,158,159,160,161,162,163,164,165,166,167,168,169,170,171,172,173,174,175,176,177,178,179,180,181,182,183,184,185,186,187,188,189,190,191,192,193,194,195,196,197,198,199 >200,201,202,203,204,205,206,207,208,209,210,211,212,213,214,215,216,217,218,219,220,221,222,223,224,225,226,227,228,229,230,231,232,233,234,235,236,237,238,239,240,241,242,243,244,245,246,247,248,249 >250,251,252,253,254,255,256,257,258,259,260,261,262,263,264,265,266,267,268,269,270,271,272,273,274,275,276,277,278,279,280,281,282,283,284,285,286,287,288,289,290,291,292,293,294,295,296,297 >300,301,302,303,304,305,306,307,308,309,310,311,312,313,314,315,316,317,318,319,320,321,322,323,324,325,326,327,328,329,330,331,332,333,334,335,336,337,338,339,340,341,342,343,344,345,346,347,348,349 >350,351,352,353,354,355,356,357,358,359,360,361,362,363,364,365,366,367,368,369,370,371,372,373,374,375,376,377,378,379,380,381,382,383,384,385,386,387,388 general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man general adult man アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍アダルトマン将軍 ソーカル事件と文系というお題とは離れてしまうんやけど ニセ科学批判者がSNSで法学的には厳密でない語法を使ってるのを見るとげんなりしてまうわ 例えば無罪の推定や法治主義あたりは本来と違う意味で用いられているのをしばしば見る あくまで比喩的表現と言えるかもしれんけど実のところ根拠を出さずとも正しい論であるように装うという面があるのではないか 何にせよソーカル事件の教訓って思うより対象は広いんやないかと思うわ まあ言葉の意味の固定化はよくないが、一方で定義の共有がされなければ議論にならんし 読書部的には本を読んでて違和感のある表現を見たらその学問分野での定義を調べんとね…それが難しいんやが 誰かカルトについて学べる本を知ってらっっしゃる方はおられませんか? ちょっと気になって 宗教学の古典的な分類だとハワード・ベッカーが「カルト」「セクト」「チャーチ」って風に類型を分けた 現代日本だと北大の櫻井義秀って先生がカルトに批判的な宗教学者で「宗教と社会」学会っての作ってる 『カルト問題と公共性−裁判・メディア・宗教研究はどう論じたか』って本はオススメ なお櫻井先生は統一教会にものすごい逆恨みされてて攻撃されてるのでネット上の情報はアテにしないほうがよし >>421 >>422 サンガツ 自分語りするとヌーヴォー・ロマン、特にリカルドゥーは(芸術論だから)「似非科学じゃない!」って飛び付いて固執してきたんや その後の文学研究のムーブメント知れる本も誰かお願いします 外国語読めないんじゃ >>427 >>428 ありがとうございます ちょっと読んでみます 自分は近代日本文学研究くらいしかちゃんと分からないけど 70〜90年代に流行ったバルト・リカルドゥー・ジュネットみたいなテキスト論研究は一通り流行り終わって また古典的な書誌学研究に回帰してる印象があるで 小森陽一とか石原千秋みたいな研究から前田愛の時代に帰ってきた感じがするわ >>428 読んで見ようと思うけどこの先生はなんでそんなに逆恨みされてるの? ちょっと難しい話になっちゃうけど、後期ハイデガーのいう 存在の声を聞いて存在に聴従しろということはどういうことなんだ? 主体性をもって発言するのはイデオロギーだから何も主張するな、ただこころの赴くままに生きるだけにしろっていってんの? >>434 ハイデガーの場合「人間=現存在」なので、 一旦暗号化されたものを複合化しますと 「人間」の声を聞いて「人間」に聴従しろ ということになります ごく単純に言えば「我思う故に我あり」というパスカルの結論をハイデガーなりに再定義したもの 詳しく考察を知りたいならこちらをおすすめします http://www.ne.jp/asahi/village/good/heidegger.html 意味がわからない ただの神秘思想なの? 存在=神? レヴィナスの他者とかハイデガーの存在とか神の代わり言うのはあながち間違いではないで 岩田靖夫の「神なき時代の神」とか「神の痕跡」に詳しい 岩田靖夫の「ヨーロッパ思想入門」はワイ的に一番の哲学史入門や >>433 櫻井先生はすごく真面目で「学生を守りたい」って倫理的な人だから 統一教会が「原理研究会」みたいなダミーサークルで学生を食いものにしているのを昔から批判してるんよ そんで統一教会も影響力持ってるから息がかかったメディアで櫻井先生を攻撃してる 岩田靖夫おもしろそうやな、読んでみるわ 調べてみたら東北大で真方敬道の後任だった先生なんか、やっぱり古代中世哲学に行く人はクリスチャンが多いんかな 骨太の教養を作ろうと思うなら激重文献に挑戦するよりまずその分野の基礎をばっちり身につけることが必要やと思う 高校の教科書をサラッと読んで公務員テキスト、有斐閣アルマとか読むと基礎バッチリの教養になると思うで 人間の証明はおもろかったけど悪魔の飽食はおもろいんか?作者同じだけどジャンルちゃうから気になるわ ネトウヨには評判悪いけど古典やから読んで損はない 損はないけど731部隊なら今はもっといい本があるんちゃうかなあ 常石啓一とか青木富巳子とか >>441 有斐閣アルマは赤→緑→黄→青と専門性が高くなるにしたがって色が変わる親切設計がすこ 青(専門)だけど大澤真幸・姜尚中編『ナショナリズム論入門』(2009)はいいゾ〜コレ 731部隊とか阿片製造とか資料が燃やされてるだけに研究も難しいし、どこまで迫ってもネトウヨに反撃の隙間を作られるのがなあ 資料がない→証拠隠滅なのに 資料がない→事実がない に脳内変換するもんなあ 731ではないけど日本の官製阿片に関しては 江口圭一が30年前に新資料発見して知られるようになったやね エーリッヒ・フロムの『自由からの闘争』面白かったんやけどあのテーマを現代日本に引きつけて書いてる人はいないのかな 雑誌や学会誌でもいいのであったら教えて 731部隊とか南京事件とか議論になりやすいネタを深く学ぶのもいいんだけど もっと広く浅く戦前の歴史の流れを知るだけでもデマに騙されることは少なくなると思うの 最近読んだ本では加藤陽子『昭和天皇と戦争の世紀』がオススメ 一般向けに書かれてて分かりやすいし 昭和前期の歴史の流れと昭和天皇個人の事績が一冊で学べて一石二鳥だね ワイは学がないからエンタメとして楽しめればええや程度で聞いたんやけどみんなありがとな。読んで楽しむ分にはどんな感じや? >>448 デマに引っかからないという面では山川日本史Bでも充分な場合も多いね デマでなくても重大な事件を欠かして点を結んで粗雑な歴史観を作るというパターンも基礎知識があれば対応できることも多い 反駁とまでなると色々読まなければアカンけども >>437 > >>413 > パーソンズ批判? パーソンズも含めアメリカ社会学の理論家って「噛み応え」ないんだよね アメリカの社会科学で面白いのは理論家じゃなくて、実務の泥水啜り尽くした実務家の本たとえば キッシンジャーの『外交』とかだな 欧米外交史を、力学的な「作用反作用」の単純な原理で説き切った力業は凄い 悪魔の飽食は割と内容自体が批判無かった? 物理的にできない実験が書かれてるだとかなんだとか サピエンス全史と銃病原菌鉄の類似性は異常 ついでに銃病原菌鉄の日本への無理解もけっこうある 加藤陽子は本が多いけど割りとええな 内容も良識左派過ぎずトンデモではなく考えるヒントがあるし 一通り読むだけで戦前の大まかな流れがわかる >>454 銃病原菌鉄しか読んだことないが 日本がメインの本じゃないし限界もあるんじゃないか? そこら辺はどうしてもしゃあないな マクニールの世界史とかネルーの「父が娘に語る世界歴史」 の日本理解も完全正確ではなかった でもネルーの日本評はおもろかったで 要約すると 「最初西洋帝国主義に対抗してやるなと思ったけど今度は自分が暴君になりやがったくそが」みたいなやつ >>456 せやで だけどワイの記憶ではあれの日本関連の記述は話半分に聞いておいた方が良いレベルやったはずや >>450 そうそう 教科書はきちんと最新の研究とかを参照して作られてるわけだから ネトウヨの理論より100倍は正しいんだよなぁ ネトウヨはすぐ山川教科書を批判するけど ただ、教科書は日本史授業をとらなかった人とか捨てちゃった人には入手しづらいのが難点 そういう人には先に挙げた加藤氏の著作の他 北岡伸一『日本政治史』 岩波新書の『シリーズ日本近現代史』 あたりが広く浅く体系的な知識をつけるのにおすすめ >>451 アメリカの実務家は名著をよく書くよね 外交官だったケナンが書いた『アメリカ外交50年』は アメリカ外交の歴史とその欠点を学ぶのに必須ですわ >>457 まあしゃーないとは思うけどどうにかならんかったんかいな せっかく死なずに生きてるんやから改定してほしいわ そういえばダーウィンの進化論で第3版までが至高であとは反論ばかりだからクソって話があったな 上巻だけしか読めずに下巻は意味不明やったけど 結局近代は欧州諸国の物まねした歴史やししゃーないっちゃしゃーないかもしれんな ウェルズの世界史に関する本で「エキゾチックな国だったのが地中海にいつのまにか軍隊派兵してて草」みたいな事が書かれてて笑った思い出がある これもまた最後まで読めんかったけど 長いわ 歴史は中公というけど岩波の歴史物も強いよな 特にシリーズものは中公に匹敵するレベル >>461 そうそう、中公もいいんだよね あんまり長いリストにするのもあれかなと思ったから省略したんだけど 中公文庫の『日本の近代』シリーズは近現代の歴史を学ぶための決定版 まあ、全部読むとかなりの量になっちゃうんだけど あとは、講談社学術文庫の 有馬学 『帝国の昭和』もなかなか良かった 昔はライシャワーの日本史程度で持ち上げられるくらい外国人による日本研究って少なかったからな 今だって東洋学(シノロジー)や地域研究の中の1ジャンルって程度やし 日本研究で有名なパリ第7大学やシカゴ大学なんかでもそうやな 今じゃダワーやハルトゥーニアンみたいに日本語訳がよく読まれる研究者も増えてはきたけど ネトウヨなんかは認めたくないやろうけど韓国の日本研究はお隣だけあって欧米なんかより理解が深いで 自国の日帝時代の研究の為に日本語学んでる研究者も多いし >>457 >でもネルーの日本評はおもろかったで >要約すると >「最初西洋帝国主義に対抗してやるなと思ったけど今度は自分が暴君になりやがったくそが」みたいなやつ そこはガンジーの「全ての日本人に」と同じ評価やな 「最初にわたしは、あなたがた日本人に悪意をもっているわけではありませんが、あなたがたが中国に加えている攻撃を 極度にきらっていることを、はっきり申し上げておかなければなりません。あなたがたは、崇高な高みから帝国主義的な野望にまで 堕してしまわれたのです。あなたがたはその野心の実現に失敗し、ただアジア解体の張本人になり果てるかもしれません。 かくして、知らず知らずのうちに、あなたがたは世界連邦と兄弟愛――それらなくしては、人類に希望はありえないのですが――を妨げることになるでしょう」 日本語訳でもガンジーさんの優しさと気遣いとでも断固とした日本への対決姿勢を感じられる 戦後のGHQに当てられたアメリカ教育使節団報告書読んだんやけど上から目線で胸糞悪かったわ やけどあれが現代の教育の基礎になってると考えれば感慨深いものがあった 例えば漢字の削減や全ローマ字化なんてのが真面目に書かれてて今の日本語すら連中が関わってるのかと考えたらやはり戦争で負けるのは良くないなと思いました(NTUY並感) そして結局民主主義は根付いて無くて悲しいなぁ… >>464 戦前日本は阿片戦争なんかの恐怖が原因で列強と対等になろうとする欲求が強すぎたんやろうなって それで焼かれて従順にされたのが現代やろうか >>459 その流れでいえばアリソンやったかの意思決定モデルの本が勧められるな この人も優れた実務家 戦前から戦中にかけて日本でもたびたび仮名遣いの改訂やローマ字化の動きはあったし多少はね? まさか日本語ワープロがここまで発達・普及するなんて40年前だって信じられなかったんだし、それならいっそカナに統一するかローマ字化したほうが欧米並にタイプライターを使えて便利って憧れるのも無理はなかったかと 紀田順一郎『日本語大博物館』は読み物としても面白いからおすすめ 『正しい暮らし方読本』五味太郎 まずはこの辺で・・・ 図書館行けばあるで https://goo.gl/Yj3CS4 >>467 文相森有礼が日本語廃止・英語公用語論唱えてたのは有名な話やな ピンカーが「言語という本能」で 「軽々しく言語に優劣つけんな特徴とか見るなボケカス」 みたいに言うとったのは気持ちよかったで 漢字廃止論 カナモジカイ ローマ字運動 戦前〜戦後の国語学者主導の国語改革 日本もなんだかんだで漢字は減らしてきたんよな 韓国やベトナムやモンゴルみたいに廃止まではいかなかったが 社会言語学者の田中克彦なんかは今でも「リテラシー能力による差別に繋がるから廃止すべし」って言ってる 極論ではあるが肯ける部分も多い >>472 中国は簡体字にする前と後で思想に影響は出たのだろうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる