ハンJ読書部
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アホなネトウヨにならないためにも読書して知性を磨きましょう。 歴史関連は 高橋秀樹「ここまで変わった日本史教科書」吉川弘文館 木村茂光「大学で学ぶ日本の歴史」吉川弘文館 北岡伸一「日本政治史増補版」有斐閣 宮城大蔵「現代日本外交史」中公新書 世界史はいまグローバルヒストリー研究が進展しているから 羽田正「新しい世界史へ」岩波新書 大阪大学歴史教育研究会「市民のための世界史」 世界を知ったかするために 平野克己「経済大陸アフリカ」中公新書 塩川伸明「民族とネイション」岩波新書 社会心理学や認知心理学は ダニエルカーネマン「ファスト&スロー(上)(下)」ハヤカワ文庫NF スタンレーミルグラム「服従の心理」河出文庫 チャルディーニ「影響力の武器」誠信書房 山岸俊男「日本人という、うそ」ちくま文庫 池谷裕二「自分では気づかない、ココロの盲点」講談社ブルーバックス ミスコミュニケーションについて 岡本真一郎「言語の社会心理学」中公新書 三宮真智子「誤解の心理学」ナカニシヤ出版 人工知能の限界についてなら 川添愛「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」朝日出版社 宇宙について 大須賀健「宇宙のふしぎ最前線」講談社日能研クエスト 労働法なら 水町勇一郎「労働法入門」岩波新書 濱口桂一郎「日本の雇用と労働法」日経文庫 山川隆一「労働法の基本」日経文庫 倫理学 児玉聡「マンガで学ぶ生命倫理」化学同人 伊勢田哲治「マンガで学ぶ動物倫理」化学同人 佐藤岳詩「メタ倫理学入門」勁草書房 ふぅー、こんなもんか 大きな本屋さんで立ち読みしたり、図書館でチェックしてほしいんやで 良質な本っていっぱいあるんやで 連投ごめんや、煩わしかったらNGしといてや そんじゃ良い読書ライフを >>696 入門書って毒麦混じってるから有難いゾ〜 >>696 話題が広がりそうでええやん!気に入ったわ!日本一やお前 こうやって見てると新書や文庫って安価かつコンパクトな形で手に入るものも多いんだから レクラム文庫やペーパーブックの発明者ないしそれを国内で作った岩波茂雄の偉大さがよくわかりますね… 折角スレ来たからお薦めも書いとくわ このスレでまず挙がらん様な系統にしとくな 「リテラシーゴシック・イン・ジャパン」 そのまま日本のゴシック文学アンソロジーや このスレ的には三島由紀夫の月澹荘綺譚なんかええんちゃうか これは編纂した人のゴシック文学への意気込みがええんや 北原白秋とか詩も載っとる 政治や軍事の難しい本に疲れたら詩を読むとええで 草間彌生が小説も書いとるんやが 精神障害者の視点で書かれた作品で中々読み応えがあるで 「離人カーテンの囚人」「心中櫻ヶ塚」なんかは精神疾患と毒親支配、毒親と孤独な少女の性の搾取と望まぬ出産 >>692 『政治学の第一歩』はこのスレでもちょっとだけ話題に上がってたけど面白い本やね 特に最後の国際政治部分はリアリズムやリベラリズムといった既存の学派的説明ではなくポストイズム的な説明がされてる 外に目を向けると『World Politics: Interests, Interactions, Institutions』みたいなのがポストイズム的な教科書だけど、 管見の限り日本ではやっぱりイズムに則った説明が多くてポストイズム的な説明が主な教科書ってあまりないんじゃないか ちなみに著者らの対談もあるのでよければどうぞ http://www.yuhikaku.co.jp/static/shosai_mado/html/1603/01.html http://www.yuhikaku.co.jp/static/shosai_mado/html/1605/01.html >>685 うーんワイは正直東洋的専制君主はあながち間違いではない気がする けど、総体的奴隷制というのは正直言い過ぎな気がするかな 中には封建制に発展しなかったなんて言う者もいるけど、日本ではヨーロッパのそれとは違うけど、片務的契約とはいえ一応の封建制はあったしラディカルな考えだと思うンゴね まあそうなるのも、マルクスがイギリスのインド支配の際、ムガル帝国を基に考えコロニアリズムの推進のためっていうことから隷従というキーワードを使って、「白人の使命」を掻き立てたんやろね 実際日本の封建制以外にも、中国の皇帝政治はスピノザ、ヴォルテールに理想的な政治体制と賞賛されているし、 K.ポメランツは『大分岐』でイギリス、中国は18世紀まで類似の発展を遂げプロト工業化にも成功し、人口成長が加速化していたと記しているし、 「アジア的停滞」というのは個人的には少し違うかなと 超有名だけどサイードの『オリエンタリズム』を読むとそういうのがヒシヒシと感じられるね ただ、まあゴチャゴチャ言ってきたけど、必ずしも全部間違いとは言えないのが厄介やね 和魂洋才や中体西用なんて言ったように「文明化」には西欧の要素が欠かせないのもまた事実で、ここらへんのバランスがほんと難しい >>703 自分で改めて見ても読みづらいな 熱くなって日本語がめちゃくちゃやね まあそうなるのも〜「白人の使命」を掻き立てたからやろね が正しいな 慣れない長文は安易に書くもんやないね >>703 >>704 いやめっちゃ勉強になったでサンガツ 自分とは違うディシプリンの人から詳しい学説教えてもらえるから読書部は有難いやで 理論社会学あたりのギデンズのモダニティ論とかグローバライゼーションとか思いだしたンゴ 「近代」って一筋縄にはいかないやね・・・ >>701 これええよな 塚本邦雄、葛原妙子、藤原月彦(龍一郎)が載っとるとか短歌俳句クラスタ歓喜やで 個人的には吉村昭「少女架刑」が載っとるのが嬉しいのう 4gameのHoI2便乗 ゲーマーのための読書案内規格思い出す 4出たんだからアレまたやれ >>705 恥ずかしながらモダニティ論って初めて知ったわ もしこのスレまだ見ていたら、もしくは他の方でもモダニティ論について知ることのできる本があれば教えていただけないでしょうか >>672 むしろトリニューヒトはアッベ 憂国騎士団はまんまネトウヨ含むJNSCやろ アッベに関してはトリニューヒトから政治力、知性、先見性など 有能成分全部抜きやけど このスレは本当に参考になる 今回YouTubeで報告をしてヘイトスピーチ分析に興味を持ったんだけど良い本はあるのかな どうも極端な思想を持った作者が多いみたいで手近にあったのを読むと思想が偏りそうだ >>711 カロリン・エムケ「憎しみに抗って―不純なものへの賛歌」みすず書房 >>712 早速読んでみる 教えてくれてありがとう ずいぶん新しい本だね >>663 サンクス読んでみます >>703 ヴォルテールの「中国賛美論」の資料的ネタは当時のイエズス会による現地報告だそう。 保守的王党派僧侶たちの報告は、フランス絶対王政正当化の意図を籠めて殊更中国専制王朝を理想化した面が強く、 皮肉なことに、「自由の使徒」ヴォルテールは、その資料を鵜呑みにしている、という批判がある(仁井田陞「中国法制史」) 中国法制史の大碩学仁井田の著作はどれも読み応え満点で、中国史に興味ある人にはお勧めです >>714 合理的な儒教道徳を備えた皇帝と、トップダウンかつ能力主義の科挙官僚制に基づく統治原理は、 王や貴族の恣意的な権力濫用が目立ってた近世ヨーロッパ世界からは合理的かつ理想的に見えたんだよね だから彼らの著作では架空の「理想的中国人」に西欧社会の後進性を語らせたりした なお現実には中国皇帝の権力濫用やら官僚・宦官の権力争いやら儒教による思想の硬直化やら負の側面があったのは周知の通り >>689 > 論理学関連から三冊(特に三浦は読み物としておすすめ) > 三浦俊彦「論理パラドクス」二見文庫 > 文章の書き方 二見文庫ってのが嬉しいなあ >>709 社会学界隈が「近代化」「近代性」あたりをまとめて語る為に「モダニティ」と言いだしたんやね 人類学や社会学以外だとそこまで知られてないし全然恥ずかしいことじゃないで ほんでいくつかの社会学者たちがワイらが今生きている現代を「後期近代」「流動的近代」とか定義して 「近代」概念の再検討を始めたんよ 有名なのがイギリスのブレア政権のブレーンだった社会学者アンソニー・ギデンズの研究 アンソニー・ギデンズ 『近代とはいかなる時代か? ─モダニティの帰結』 W・ベック、A・ギデンズ、S・ラッシュ共著『再帰的近代化』 ジークムント バウマン『リキッド・モダニティ―液状化する社会』 モダニティ論で有名なのはこのへんかな もしとっつきにくいようだったら 厚東洋輔 『モダニティの社会学 ポストモダンからグローバリゼーションへ』 の最初の方にモダニティについてのまとまった説明があるやで〜 >>715 > >>714 > 合理的な儒教道徳を備えた皇帝と、トップダウンかつ能力主義の科挙官僚制に基づく統治原理 >>715 レスバトルしてこの良スレ混乱させたくないので、必要最小限の指摘にとどておきます > 合理的な儒教道徳を備えた皇帝 その合「理」的の「理」は、近代「合理主義」の「理」とはまったく違う、こ れはマックスヴェーバー「アジア宗教の経済倫理」(「儒教と道教」「仏教と ヒンズー教」「古代ユダヤ教」三部作)読んで欲しい >能力主義の科挙官僚制 これに関しては宮崎市定「科挙」「九品官人法の研究」をはじめ夥しい研究業績があるので読んで欲しい 歴史学者さんケント・ギルバートさんにマジレス >「ケント・ギルバートさんの本のように、史料をまともに読めない素人による極端な妄説が出版され、それが何十万部も売れています。明確にこれは問題だと思います」 ttps://www.buzzfeed.com/jp/daichi/nobunaga-kuromaku-inbo?utm_term=.lmO1jVzR8r#.rhz82rpKmL >>711 ジグムント・バウマン 「自分とは違った人たちとどう向き合うか」マーク・リラ 「難破する精神」 ヤン=ヴェルナー・ミュラー「ポピュリズムとは何か」 他にもあるけどここらがいいんじゃないかと トランプ当選やブレグジットの後でこの分野の良著が書かれたり翻訳が進んだのは皮肉な結果やね >>719 まさか名指しで批判するとは思わなかった 陰謀論やら素人のトンデモ本が幅を効かせるようになったのは言語論的展開やらポストモダンやらの負の遺産やね あとバーガーの『聖なる天蓋』あたりからの社会学の構築主義なんかもせやね 歴史学の小田中直樹が上野千鶴子と西尾幹二たちのつくる会は双子だって指摘してて草 >>718 中国史専門ニキかな 細かい指摘サンガツ! ワイもレスバする気ないから最低限、>>715 は「実際どうだったか」というよりむしろ、「当時の西欧の啓蒙思想家の目線ではどう見えたか」についてやってことだけ留保しといてや〜 Christian Wolf, ''Oratio de Sinarum Phirosophia Practica'' (1721)ー「儒教は、理性と自然に基づく非キリスト教的な哲学の体系である。」 「中国であっても、哲学者による統治と幸福の結合は不完全だが、地上にあっては中国の統治が最良の例である。」 Voltaire, L'Essai sur les moeurs (1756)ー「中国の政府は厳正・適正な試験で選ばれた官僚が構成し、上意下達の官僚制のもと、君主の恣意的な人権侵害を防止している。これに対してヨーロッパ諸国は法律や適正手続も経ず君主の恣意で人権侵害をする専制国家である。」 東洋思想・官吏登用制の参考文献サンガツ!ありがたく読んでおくやで! >>717 返信遅れてすまんな サンガツ! 近代がいかなる時代なのかを再考するんか 本当に初歩的なことですまんが、正直ワイは近代のそもそもの起点が分からんなぁ みんなはどうやって捉えてるんやろ たぶん高校生にこの問いをされたらワイは沈黙してしまうわ ヨーロッパで言えば宗教改革の時からかもしれんし、市民革命からと言われれば納得もできるし産業革命からと言われても分かる まあだからこそ「近世」なんて言葉が使われるようになったんだろうけれども この本読めば少しはわかるようになるんかな 教えてもらったからにはしっかりと目を通して熟考してみるで >>710 ニコ動のゆっくり説明とか見るとマジでいる >>722 昔はこういう読者層って「ムー」が引き受けてたん? 小室直樹のカッパブックスだって相当マトモだし >>720 教えてくれてありがとう これも読んでみる 中国史は、内藤湖南の著作がとくに重要。必読レベル 次に個人的には宮崎市定より、小説家 陳舜臣の中国の歴史15冊 最近だと足立啓二の専制国家史論とかが中国史理解には重要っぽい 所謂ネトウヨ的思想に染まるのを一過性の麻疹みたいなもんで済ますためには やっぱりこう普段からの勉強と人との交わりが必須よな 中国もインドも近代イギリスに破れただけで文化大国だったからな・・・ ネトウヨは中国に関しては唐以降は下り坂って話なんだろうけど清朝まで衰えてないしむしろ宋と清は先進国だからな このスレほんと面白い勉強になる 2chの良さは「匿名で自由」に書き込むとこだとあらためて思うわ >>731 宋が活版印刷、羅針盤、火薬の発明を成し遂げた大正義なのは高校レベルでも習うことやしな 清はポメランツが言うには人口増加によるプロト工業化まではイギリスと匹敵する形で発展してたし、鉱物資源、プランテーションというブレイクスルーが無かっただっただけでこうなったって感じらしいし、少し残酷ではあるね たかだかその2つが無かっただけでアヘン漬けにされて衛星国に侵略されるような羽目に陥るのか… アヘン自体よりそれへの対処で口実造られてブリカスおじさんから攻め込まれたんだよ♡♡ 近代兵器の配備には熱心だったけどね、やっぱり付け焼刃の運用じゃダメなのよ!ダメ♡♡♡♡(無常) 近代の比較的北方よりのアジア諸国はモンゴル系の人らにせよロシア製銃砲とかの導入急いでたみたいやから、 思ったより時勢に敏感な印象あるね♡♡♡♡ 若干スレチやが武力差(艦船)が凄かったこと考えると資源は重要なんや 西洋社会は戦争ばっかりやってたせいで大航海時代には戦争の道具だけ他地域の文明から平均200年ほど進んでたらしいで 戦争は技術の革新や進歩を加速させる一番のブースターやね その技術の進歩の結果としてWW1の時点で最早戦争は外交の一手段と言えないほどリスキーなものになったんやね WW2終了冷戦の頃には人類の滅亡まで考えんといけなくなった 資本主義の中で企業に従順な人間を増やすため 日本人の自尊心を奪ってきたのがネトウヨ問題に繋がると思うわ 日本はクソ、米国欧州を見習えと子供のころから押し付けられて、こんな自分でも中国韓国よりマシだと思わされた 自分語りになって申し訳ないんやが大学生の視点からするとさとり世代は言うほど愛国心()教育っぽいことはされとらんで 逆にネット慣れとる奴ら多いからガチで頭悪い奴位しか筋金入りのウヨにはならん >>738 鎖国なんてしてた日本の技術が200年以上停滞してただけだゾ >>733 西洋以外の文明において高度な「技術」はあれど「科学」に発展することはなかったんだよなぁ オルテガも指摘しとる 韓国語を誰でも簡単に上達できる方法は、「ムサビ元春の韓国語誰でもマスターブログ」というブログで見られるらしいよ。ネットとか調べてもいいかもね。 CCBFY >>741 仕込みもだいたい分かるわけかね やっぱりジジババや本当に底辺なのが引っかかるんやろか 20世紀の西洋については今度ニーアル・ファーガソンと ホブズボームの本読んでみる予定やで 「20世紀の歴史」何回もチャレンジしては中途挫折してるンゴ >>743 > >>733 > 西洋以外の文明において高度な「技術」はあれど「科学」に発展することはなかったんだよなぁ > オルテガも指摘しとる このあたり、最初に取り組んだのはマックス・ヴェーバーやないか? 近代を考察するときに『世界宗教の経済倫理』は必須や。 >>748 五キロ本やと「西洋美術館」「日本美術館」 もおもろいやで解説も中身は当時の最先端や 最近ネトウヨの酷いの見過ぎで、カルトとか洗脳について勉強したくなったんですが 苫米地 英人ってどうなんでしょうか? 1番最初に出した『洗脳言論』ぐらいかな苫米地が学術「的」な本を書いたのは 後は先行の自己啓発的な本の内容をまとめた本を売ったり高額なDVDを販売したりして稼いでるイメージ 洗脳関連の本は多分軍事気密扱いだからまともな本が出てない気もする。 当時のオウム真理教についてまとめた本とか「社会心理学」とか「プロパガンダ」などの隣接するジャンルの本を読むのがよかったりするのかな プロパガンダならちょっと前に流行った『ショック・ドクトリン』とかがいいんじゃないか 本題から逸れるが洗脳って割と身近なものなんだと思った。ネトウヨもそうだし、NHKが新型うつは甘えと報道したら2chの連中はまんまと扇動されて病人叩き始めた。 もともと人間のなかに○○叩きをしたいという動機があって それにお墨付きを与えてられるのを待っている状態だからな キクマコ関連のあれこれもあってと学会系は評判悪いが 山本弘はヘイトとか南京虐殺否定論にもわりと勇猛に向かってたな あくまで敵を笑い物にしてヘイトを叩くやり方は なんだかんだハンJの一つのルーツな気がする いわゆる選書(全書)の起源は1933年に出た岩波全書やけど 佐藤卓巳の『『図書』のメディア史―「教養主義」の広報戦略』いわく 1955年の第一次新書ブームの時代に清水幾太郎が「いずれ全書戦争が来る」って予言したそうや そして佐藤いわくその予言は当たったと・・・ 朝日選書 岩波現代全書 NHKブックス 角川選書 角川叢書 講談社選書メチエ 新潮選書 筑摩選書 筑摩叢書 中公選書 中公叢書 平凡社選書 有斐閣選書 今全書レーベルこんなにあるもんなあ 岩波現代全書すこだけど四六判の本並の値段だから買うの悩むンゴ 『中核vs革マル』(上・下)立花隆 これを読めば君も共産趣味者になれる 立花隆の大著路線はすこ 日本共産党の研究 東大と天皇 中核と革マル どれも外れなしやで 大著路線以外はたまに外れもあるが ワイも立花隆すこ ただ田中健五編集長時代の文藝春秋が内閣調査室と繋がってて反共キャンペーンやってたので 『日本共産党の研究』はその中で書かれたってのが玉に瑕 『特高史観と歴史の偽造―立花隆「日本共産党の研究」批判』っていう共産党による反論本も併せて読むとおもろい しかし立花の『宇宙からの帰還』だっけか、宇宙飛行士が宇宙から帰ってきてから続々と宗教家になったり神秘主義に走ったりとか言う話は今はどうなんだろう? スペースシャトルから帰ってきて宗教家になったって話は聞かないよな お金がないって言われた時に、じゃあ公共図書館があるじゃない! 本を読む集中力がかなり失われてきとるんやけどどうしたらええんやろ 昔はよく読んどったんやけど >>759 > 立花隆の大著路線はすこ > 日本共産党の研究 東大と天皇 中核と革マル どれも外れなしやで > 大著路線以外はたまに外れもあるが それはとても的確な指摘 立花隆が凄いときって、大手出版社の元で取材チームを組んだときなんだよね 「田中角栄研究」「日本共産党の研究」「中核vs革マル」とか ところが、立花が個人としての責任において発言するとき、ちょっと信じられないくらいダメ発言しちゃってる オウム事件のときの発言とか 立花の本領はジャーナリスティックな現場のコーディネーターじゃないか、という印象(「論駁」という論争技法の教科書になりうる名著なんかもあるけど) バークとかの政治思想研究は別にして電波系になっちゃったとしか思えない 近代史は陰謀史観論者になってて近衛文麿を諸悪の根源みたいにしてるし 『福田和也と“魔の思想” 日本呪詛のテロル文藝』って福田和也批判本に対して 福田和也は坪内祐三との対談で爆笑してたよ そら福田の本質がポストモダニストだなんて誰もが知ってる事実であって・・・ >>767 『正統の哲学・異端の思想』『保守主義の哲学』は保守思想の概説書として今でも最高峰やと思ってるわ 何であんなことになってしまったんやろなぁ… へーかつてはそうだったんだ 上野千鶴子にオルグされたフェミニスト、その名は安倍晋三! なんて電波飛ばしてるイメージしかなかったわ 中川氏の本ってどれもこれも絶版になってしまって入手困難やけど全集とか出ないんやろか >>768 正直その二冊もおかしいところはところどころ…… なので個人的には西部とか宇野とかの本の方がええかな >>772 はっきり言おう、全然駄目 単に60年代頃に知的ヒーロー(笑)として持ち上げられていただけ まあ、一種の商品だったんだろう 基本的に左派の逆張り、それだけ 精神医学の知識もなく精神科臨床もしたこともない吉本が、トンデモ心理カウンセラー(吉本信者)が持ってきた切実な精神疾患のケースに対して、「〜までしないと治らないんじゃないかな」とか思いつきをポンポンと喋り、 信者カウンセラーが有り難くそのお言葉を頂戴するという対談本を読んだ時の「ああ、この人たちはあっちの世界に住んでるんだ」という脱力感は忘れられない >>771 西部は反米思想強すぎて好きじゃない 親英米路線を取る保守を一絡げにネトウヨ呼ばわりする奴が増えて保守の分断招いた張本人やろ >>761 「宇宙から帰ってきたら神の言葉を伝えるようになった」 んじゃなくてもともと敬虔なクリスチャンが宇宙に行っただけ その人は宇宙行く前からずっと神のことを語ってたんだけど 「宇宙飛行士」が神を語るからメディアに取り上げらるようになっただけ >>772 歴史的意義以上のものはない気がするな 戦時中に「愛国少年」だったという絶対安全圏から年長の左派文学者たち(花田清輝とか)の過去の行動を「戦争協力」として裁くスタンスで論壇に出てきたような人だし 『共同幻想論』も『言語にとって美とはなにか』も着想の大がかりさは面白いかも知れないけど、しっかりした人文系・社会系の学問的訓練を積まないまま書かれた大著だから欠陥が多すぎる 典型的な「文系の学問なんか自分には余裕でできる」と思っちゃってる理系タイプじゃないかなと思う 左翼から右翼に急旋回した歌人の岡井隆とかもそうだけど、戦時中に「理系」として優遇された(同世代の文系学生と違って徴兵猶予の特権があった)人たちほど変な使命感に駆られて社会的発言を繰り返してきたイメージ それが彼らのオウムとか原発とかでの駄目っぷりにつながってる >>773 >>777 サンキューガッツ 左巻き界隈だと結構出てくる名前だから抑えとこうと思ったんですが、そんな感じなんやな 超資本論読んだら西部に切り替えていく >>764 視力と目の回りの筋力低下 に心当たりのない年代なら 単にネットやらなんやら見てることでで 1日に処理できる文字量をオーバーしてる ってことじゃね >>779 後者には心当たりあるわ そういうもんかな 試しに朝起きてすぐ本読んでみるわ スレに影響されて久々に本買ったで 齋藤 孝の読書力なんやが、なかなか面白くて読み進めてるわ。読書を通じて自己形成に努めるで! >>781 卑近なこと言って申し訳ないんやが、それって脱力タイムズに出てくる人? 漢字の成り立ちとか結構うんちくとして勉強になるから好きだわ〜 ワイも読んでみようかな >>782 その番組に出ているか知らんが、声に出して読みたい日本語の著者やで 新書の中では読みやすい書き方やからオススメやで! >>783 サンガツ! 普段は古い翻訳されたものしか読まなくて頭悩ませてたから、読みやすいやつはありがたいわ 今日帰りに書店立ち寄ってみるわ〜 >>772 吉本隆明はあくまでも文学者(詩人・評論家)としての「芸」の切れ味その凄みで評価するべき人だと思う 逆に言うと、文学者吉本に、「社会的諸問題への実践的な指針、思想的指南」を求めてもあまり意味ない。 戦後進歩的知識人批判の異様な切れ味、罵詈雑言に溢れかえるサービス精神とえぐいまでの闘争精神は、三島由紀夫が「思わず性的興奮を覚えた」と絶賛したほど面白い。 お勧めは「文学の戦後(対談)」や「反核異論」所収の鮎川信夫との対談、後は「情況への発言全集成」(特に80年代末90年代のは、良い意味でも悪い意味でも興味深かった) また、「共同幻想論」なんかは、これも三島の言葉だったと思うが、特に後半の展開は、超一級品の「文芸評論作品」として読みうる 吉本隆明は確かに歴史的意義以上のものはない気がするやね 吉本のフォロワーは異常に多いから一冊くらい読んでおいても損はない気がするんやけど 吉本は論争だと無敵を誇ってきたけど今見なおすと本当に吉本が勝ってたのか謎や たまたま当時の聴衆とジャッジが時代に阿った吉本贔屓だけだったんちゃうか VS日本共産党:「非転向」こそ大衆を捉えたとかいう大雑把な議論 VS花田清輝:一方的に花田を「転校ファシスト」と罵倒して勝利宣言 VS丸山眞男:丸山の実像を捉えていないありきたりな近代エリート批判 VS埴谷雄高:コムデギャルソンの服をめぐる死ぬほどくだらない口喧嘩 VS「文学者の反核声明」:旧左翼の党派性を批判しただけ でも80年代のサブカルチャーに注目しはじめた頃の吉本の著作だけはちょっとすこ 少女漫画やテレビCMについて論じた『マス・イメージ論』とか 最近ちょっと話題になっとる伊藤亜紗という美学者のインタビューがあったから紹介するやで 博士論文はフランスの詩人ヴァレリーやけど、むしろ「身体」をとっかかりにいろんな障害のある人たちが世界をどう感じ、どう表現しとるのかについて書いた本が話題やな https://www.pola.co.jp/we/digital/ito-asa01/ https://www.pola.co.jp/we/digital/ito-asa02/ https://www.pola.co.jp/we/digital/ito-asa03/ 伊藤亜紗:1979年東京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。 2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。 主な著作に『どもる体』(医学書院)『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版)、『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)など。 >>787 > 吉本隆明は確かに歴史的意義以上のものはない気がするやね そんなこと言い出したら、日本共産党も花田も丸山も埴谷も「歴史的意義以上のものはない」よw 吉本の数多の論争も、文学者表現者の「芸」として評価しないと評価にならない 「非転向の転向」とか、チェスタートンばりの「逆説」的言辞だよ。 そもそも「非転向」が「転向」なんておかしいんだけど、あえて、その言辞を駆使することで、 転向非転向を巡る共産党の陰惨で滑稽な悲喜劇その真実を、一挙に露出させた手際はたいしたものだよ >>789 ほーおもしろそう ワイの中で美学って中井正一とか谷川渥で止まってるから手を出してみようかな 学生時代に「美学入門」って一般教養の講義でカントの『判断力批判』読まされたンゴねえ・・・ >>789 なんたる偶然 ちょうど『目の見えない人は世界をどう見ているのか』を読もうと思っていたところ まだ買ってないが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる