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光文社の翻訳問題は、富山大の藤井一行(岩波文庫「ロシア革命史」の翻訳
家)が、スタンダール、ドストエフスキー誤訳問題を取り上げ、光文社の出版
責任を厳しく批判してる
中でも、トロツキー翻訳の森田成也(光文社「永続革命論」「レーニン」岩波文庫「我が生涯」)の
誤訳どころか最低最悪の「盗訳」ぶり(もっというと、森田はそもそもロシア
語の翻訳能力がない疑惑)をあますところ無く暴露してて、ロシア語できない
自分でも、藤井の批判に圧倒的に理があることは納得できた

トロツキー翻訳には、英語からの重訳本がけっこうあり、森田は、「ロシア語
原典からの本邦初訳!」を売りにして華々しく登場した。ところが、森田が訳したトロ
ツキー著作論文は、すでに邦訳(重訳)のあるもの<だけ>しかない。どうや
ら森田は、先行する邦訳の日本語をちょこちょこ手直ししただけで「本邦
初のロシア語原点からの翻訳!」とうたっているらしい。その証拠に、森田の
誤訳を丹念に調べていくと、先行日本語訳の誤訳をそっくりそのまま踏襲して
る例が無数にある。藤井は周到緻密にその事実を積み上げて森田をぼこぼこに
叩いてる