インドやフィリピン、日本の従軍慰安婦問題に批判高まる…カナダ、南京大虐殺記念日制定も
2018.07.13
(抜粋)
大国としての存在感を急速に高めつつあるインド。
その首都ニューデリーで今年4月、第二次大戦中の日本軍兵士が登場するアッサム語の演劇が上演された。
英題は “Comfort Women: An Untold History”。日本語では「従軍慰安婦:語られていない歴史」だ。
「従軍慰安婦〜」の初演は16年9月。制作した Abhigyanm は、舞台を通じた社会問題の探求を掲げる演劇集団だ。
「従軍慰安婦〜」も日本軍の行為そのものより、慰安婦となった女性たちが現地社会でどう扱われたかをテーマに据えている。
監督のラナン・チョードリー(Ranhang Choudhury)は複数の現地メディアで、
「日本軍がインドに侵攻した44年にインド女性を慰安婦にした事実は、私たちの社会で語られていない」
「彼女たちの悲劇と尊厳を求めて苦闘する姿に深い感銘を受けた」と語っている。
93年の河野談話を受けて設立された日本のアジア女性基金も11の国と地域を挙げているが、インドは含まれなかった。
今回またインパール作戦にともなうインドでの被害が提起され、新たな議論に発展することも考えられるだろう。
http://biz-journal.jp/2018/07/post_24044.html