彡(゚)(゚) ハンJ マルクス経済学部
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彡(゚)(゚) マルクスの『資本論』は、左翼の永遠のバイブルであると同時に、戦前戦後右翼の思想的支柱でもあったんや
彡(゚)(゚) 「パヨク」「ネトウヨ」と言う前にマルクスの思想に触れておくことは大切や
◆入門書
・池上彰『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』
寝っ転がっても読める入門書。資本論全3部のうち第1部のみを解説。
・デヴィッド・ハーヴェイ『〈資本論〉入門』、『〈資本論〉第2巻・第3巻入門』
池上著と違い資本論全3部をカバー。くだらない抽象論を全てカットし、具体的に話をするので読みやすい。
・伊藤誠『「資本論」を読む』
東大名誉教授による入門書。上記2著に比べて難解だが、薄いのでまとめに役立つ。 マルクス主義を標榜していた人はマルクスにそれほど傾倒していたやろか?
どちらかというと平和についての布告を出したレーニンの民族自決論が当時の発展途上国にウケたというのがあるのではないやろうか?
ベネディクトアンダーソンか誰かが社会主義はソ連→中国→カンボジアというようになるにつれて劣化コピーみたいになったというふうに言っていたが
結局は後世の社会主義者はマルクスの考えた思想よりレーニンやスターリンの築いた社会主義体制のほうを「社会主義である」と認識したんやろうな マルクスの業績は専ら資本主義分析だし、実際の国家建設になるとレーニンに依らざるを得ないってことはあるかもしれない
資本論しか読んでないけど、マルクスの共産主義のビジョンは経済活動を素朴な協同組合で行うってものみたいやし それこそチトーの旧ユーゴを始めとした非同盟諸国ってどこも社会主義国だったような
民族主義と社会主義を並立させたような国
ネルーのインド
ナセルのエジプト
スカルノのインドネシア
こうした流れにあったジンバブエのムガベが去年の今頃まで政権にいたんだから凄いやね 映画の「アンダーグラウンド」見て初めて、チトーってカリスマだったんやなあって思ったわ チトー主義者なんて言葉使ってたミヤケンが後には自主独立言い出すんだからいい加減なもんだわ
冷戦の頃はユーゴは開かれた社会主義国って言われてたンゴ
チトーは社会主義国の指導者では数少ない名君て印象
労働者自主管理はとても良いシステムに感じるが実現を阻むどういった問題点があるのか 宮崎駿の紅の豚はイタリアを舞台にしてると見せかけて、実際はユーゴスラビアがモデルみたいやね
いろんな出自の空中海賊が仲良くやってるのはチトーの下でうまくやってきた多民族国家を表してるとか
アメリカ人へのヘイトが何度も繰り返されるのもその表れ >>253
共産党は過去の否定された路線は全て切り捨てちゃうから勿体ないンゴ
五全協の武装闘争路線
上田兄弟の構造改革論
部分的核実験停止条約の批准に賛成した志賀義雄や中野重治
転向した人間たちは別にしても今の党から否定された路線もなかなか面白いんやけどなあ アンダーグラウンドは明らかにブラックジョーク狙っていたりして
どういう態度で観ればいいのか分からん作品だったな 『仁義なき戦い』の深作欣二と脚本の笠原和夫は渡辺政之輔と丹野セツを主人公に
『実録・日本共産党』って政治アクション映画を撮ろうとしたけど
ギリギリで代々木の許可が得られず断念した…ってエピソードがあるやね
実際に脚本だけが残ってるンゴ 代々木の許可と言うか社長の岡田茂が代々木の組織動員で大儲けを狙ったらNo食らったんでこりゃダメだ撤収て事らしい
その随分あとにあれの政治部分抜いて作ったのが「いつかギラギラする日」だ 『実録日本共産党』のシナリオ持ってるで🙋
『en-taxi』って扶桑社が出してた文芸誌の付録についてた🙆
水野成夫がいたフジサンケイグループの扶桑社から出たのもまた面白い😅 佐藤金三郎『マルクス遺稿物語』(岩波新書)おもろいな
遺されたエンゲルスやカウツキーたちが『資本論』二〜三巻や『剰余学説史』の出版に奮闘する話
のちにカウツキー版は恣意的に編集されたと批判されてしまうけど… 遺した原稿が汚かったからエンゲルスがカウツキーたち助手にマルクスの字の特徴を教えたってエピソード面白かった(こなみ)
ちなみに著者の佐藤金三郎も執筆途中に急逝したので友人が仕上げたというオチまでついとる… アマチュアで勉強してると資本論以降の資本主義分析で何読んだらいいのか分からんな
最近出てるハーヴェイやシュトレークなんかは読みやすいけど、新しく興ってるビジネスなんかの分析は抜け落ちちゃってるし サービス業へマル経を適用した本を読みたいんだけどオススメある? 古い論文ならネット上にPDFであるけどロクなもんがない>サービス
サービスも商品に含めるとすると、商業資本や運輸資本なんかも生産資本に含まれてくると思うんやが、そうだとすると資本論の体系がかなり変わってくるな(個人的にはそっちの方が分かりやすいと思うんだけど) https://www.trier-info.de/english/karl-marx-house-info
ドイツのトリーアにある生家跡かつ博物館のカール・マルクス・ハウスが生誕200周年でリニューアルしたそうやね
中国共産党から送られた巨大なマルクス像があるらしい
あとおみやげで0ユーロ(!)札が売ってるらしいンゴ…行ってみたいわ マルクスとエンゲルスの映画観たい。早くどっかで配信してくれんかな 自分で自分のやる事を決め、欲求に応じて品物が手に入る世界が破綻しない条件は 月並みだけど個々人に高潔さとか自制心があることやろなぁ
今みたいに消費主義の価値観を無自覚に抱いたまま共産主義社会をやるのは無理やろうな
その意味では、共産主義の根底にはキリスト教の価値観があると思うわ 図書館でマルクスの伝記探したら色々あったわ
大内兵衛『マルクス・エンゲルス小伝』(岩波新書)
向坂逸郎『マルクス伝』(新潮社)
ピエール・デュラン『人間マルクス―その愛の生涯』(岩波新書)
木原武一『ぼくたちのマルクス』(ちくまプリマーブックス)
フランツ・メーリング『マルクス伝』(国民文庫)
土屋保男『マルクスエンゲルスの青年時代』(新日本新書)
土屋保男『革命家マルクス』(新日本新書)
ジョン・スパルゴ『マルクス伝』(大鐙閣)
大内兵衛に曰く戦前によく読まれていたのは山川均と堺利彦が訳したスパルゴの『マルクス伝』らしいで
ドイツ社会民主党左派に属したメーリングの『マルクス伝』はほとんど同時代を生きた人間の証言として名高いそうや >>271
条件として倫理観の醸成を求めるとなるとどうも違う気がするなあ
科学的社会主義の観点で言えば成り行きとして当然そういう社会になって行くはずで
別途人格の訓練とかは要らないはずだと思うが マルクスが後の妻となるイェニーに贈った詩は情熱的😍
ライン新聞の記者になるまでは大学教員や詩人目指したりといろいろ進路考えてたんよな🤔 Karl Marx's great-great-grandson backflips for money while sleeping rough on Kingston's streets
https://www.yourlocalguardian.co.uk/news/13924611.Karl_Marx_s_great_great_grandson_backflips_for_money_while_sleeping_rough_on_Kingston_s_streets/
「カール・マルクスの子孫のスケートボーダーがホームレスのために慈善活動してる」って記事があったんで
マルクスって直系子孫おらんかったような…と思って調べたらやっぱりこのボーダーニキが勝手に名乗ってるだけやった
マルクスの子供で天寿を全うして子を成したのってシャルル・ロンゲと結婚した長女ジェニーと隠し子のフレデリック・デムートしかおらんもんな
ポール・ラファルグに嫁いだ次女ラウラは夫婦で自殺するし
三女エリノアは恋人のエドワード・エイブリングに殺されてまうし
割と不幸が多い家庭や >>2-275
資本論とそれに続く共産主義を知るのは結構な話だが「どうしてこうなった?」を
前提条件とする事をお勧めする。
資本論関係で学ぶという意味で読む価値があるのはマルクスの資本論1部とピケティの
21世紀の資本だけ。
他の資本論絡みの共産思想は「失敗した思想」なんだよ。
何故失敗したかというと、マルクスの資本論。マルクス本人が実際に書いたのは1部だけで
後の2〜5部はマルクス本人が書き散らした遺稿をシンパや弟子達が勝手に「こう言いたかっ
たんじゃね?」と当て推量で勝手に編集改変した物を「マルクスの資本論です(ドヤァ・・」
と言ってるだけなんだよ。
で、マルクス自身どこまで資本論を公式に語ってたかと言うと、ざっくり説明すると
・世の中金である。
・金は世の中を旅するものだが資本家はその性質上金を貯め続ける。
・金がどこか一か所で滞留すると自ずと経済は破綻する
・その破綻した先に資本主義に変わる新しい経済が始まる
そこまでは語っているけど、そこから先は具体的に何なのかは全く語ってない。
マルクス本人もまだ調べてる途中に死んだのもあるけどね。 遺稿をエンゲルスやカウツキーが整理したことを知った上で皆承知で読んでるのでは?🤔 いま会計を学んでるんだけど、資本論の体系と似てるところが多くて驚いてる
と思ったら、やはりマルクス自身もエンゲルスから複式簿記について熱心に学んでいたらしくて得心がいった
会計学とマルクス経済学の接続はぐぐっても古い本しか出てこないけど、そんなに熱心に研究されてないのかな? >>277
21世紀の資本論は共産主義が崩壊した後で、改めて書かれた本だから読む価値がある
>>278
マニアは知って当然だけど普通は知らないよ。それに「稿をエンゲルスやカウツキーが
整理した」というのは隠したい事実のひとつだよ。何故というなら弟子達の手にかかって
更には正式にマルクスが語った事ではないしね。 頼むからスルーしてくれよな皆
マルクススレはとにかく荒れやすい いやマニアどころか資本論の基礎知識やろそれ…
未整理の遺構を最初は第四巻のつもりで編集したけど結局は『剰余価値学説史』って書名でカウツキー名義で出したり 同時代人ならヴィルヘルム・リープクネヒトもマルクスの伝記書いてるな🤔
スパルタクス団蜂起で死んだカールの父😑 ここでおすすめ文献挙げてもらうのほんと助かるわ
アマチュアで勉強してると何読んだら良いか分からんところがある >>284
資本論以外は読む必要はない。
それ以外を読むと「赤いネトウヨ」になって世間に迷惑かけるだけだから止めなさい。 ほとんどの人は最初はアンチョコ本を通して理解してるからな(そこで終わってる人も多数)
そうした本を通して全三部の概要をつかんだ上で、改めて資本論を読んで、「やっぱりここは分からん」、「こんなことも書いていたのか!」と学びとっていくしかない
他の経済学・哲学の古典に比べて解説書の類いがたくさんあるから勉強はしやすいが、全三部を人に説明できるようになるだけでも数年はどうしてもかかってしまう >>289
そのアンチョコ本から入るのがダメなんだよ。昔ならそれも許されただろうけど、今は共産主義自体が
失敗した学問だから、まず共産主義が生まれた背景から勉強していかないと「良くて勘違い最悪洗脳」と
いう事になる。今どき天文学を学ぶのに地動説から学ぶ奴いる?今、共産主義を学ぶというのはそういう危
険性をはらんでる。それを理解しないでいきなり勉強すると、しばき隊やハンJ民みたいなどうしようもな
い人間が大量発生するのだよ。 現代の経済学を知りたい場合ならクルーグマンとかマンキューの書いてる
恐ろしく分かりやすい本があって、初学者から一般学徒までカバーしてるじゃん
逆に哲学の場合だと解説書を先に読まないと訳分からんで終わるのがあるよな?
例えば「全体性と無限」とか突然読んで理解出来たら、苦労しないよ。
マルクス経済学ってどっちに近いのかな? 最近書店で見かけるけど猪木正道の『共産主義の系譜』読んだ人おる?
立ち読みしたら面白そうだった 的場昭弘が文献リストで薦めてたんでデリダ『マルクスの息子たち』(岩波書店)を図書館で借りてみたら
デリダにしては意外と読みやすかったんやけどそもそもこれ『マルクスの亡霊たち』(藤原書店)って前著への批判に対する再批判の著やったわ
『マルクスの亡霊たち』の方を先に読めば良かったンゴ 後期デリダは意外と読みやすいんや
初期はガチガチの哲学研究者
中期は文学にも対象を広げてパフォーマティブな書き方を模索してるから読みにくい(このへんを問題にしたのが東浩紀の『存在論的、郵便的』)
後期はわりとハッキリした「文化左翼」みたいに立ち位置が決まってきて、そのうえでお得意の脱構築をやってみせるからわかりやすいんよね >>294
はぇ〜後期デリダは読みやすかったんすねぇ
その中期?にあたる『グラマトロジーについて』は「差延」とかあの辺の概念がクソ難しかった記憶があるゾ
『マルクスと息子たち』は確かにデリダにしては無難な主張が多かったわ
「共産主義運動の担い手は国家でも前衛党でもない新しい担い手を設定すべき」とか… >>292
いま立ち読みしてみたんやがこれ面白いな。買ってきたから今から読む >>293
的場ニキ定期的にマルクス入門出してくれるから助かるわ マルクス入門でよく出てくる的場・松尾と、若手有力研究者(佐々木・齋藤)との交流のなさが気になる >>292
一読しただけだけど、共産主義の主要人物をピックアップしてその思想を概略した上で、マルクスの原典から論評を加えていくスタイル
文庫1冊分の分量しかないので、どうしても一人一人の説明が抽象的になりがちで、正直分かりにくい
またそれぞれの伝記なんかを読んでる人には物足りないと思う
ある程度知識のある人がざあっと読んで卓抜な記述を仕入れていくみたいな感じで読むには有益だと思う
個人的にはマルクスは資本論しか読んでいなかったので、それ以外の論文に何が書かれてるかをまとめた箇所が有益だったな >>299
書き方としてはそうなんかありがと
マルクスの哲学についてざっとしか知らんかったからフォイエルバッハとラッサールをまとめてた所に興味湧いたんや
今度買う フォイエルバッハのマルクスへの影響については聖書の入門書読んだ上で『キリスト教の本質』を直接読んだ方が分かりやすいかも
難解なところも多いけど、具体例がこの手の本にしてはめちゃくちゃ多いので、分かるところだけ拾い読みするだけでも面白いはず 上の方に河合栄治郎の名前が出てるけど河合もその門下の猪木正道も自由主義者かつ反共主義者としてマルクス主義を研究したタイプやね
猪木の反共は筋金入りだったようでソ連崩壊のニュースを聞いた時「ジャイアンツが勝った時のように嬉しかった」って大騒ぎしたそうや
(猪木は大の巨人ファン)
河合と同じくオールドリベラリストだった小泉信三も『共産主義批判の常識』って批判的入門書を書いてベストセラーになったことがあるやね
『共産主義批判の常識』は講談社学術文庫に入っとる
慶應大の小泉信三門下で講座派マルクス主義の旗手と共産党委員長になったのが野呂栄太郎で
小泉と同じく自由主義者として批判的にマルクス主義を分析したのが平井新やな
平井にも『社会主義と共産主義―初学者の為に』(現代教養文庫)という批判的入門書があるンゴ 現代資本主義について分かりやすくまとめた本はないのかね
日本語でなければ英語の本でも良いんだけど ハーヴェイの入門書は良い本やけど地代論をカットしたのは勿体ないな
第一部のはじめにちょろっと書いてある、労働価値論では土地の値段が説明できないよ〜って記述の伏線がここで回収されるところ
バブル期に投機のターゲットにされたのが株と土地なのは何故かってのもここで分かるので、是非とも読んでほしいところ 数理マルクス経済学の森嶋通夫がその昔ノーベル経済学賞取りそうだったって色んなところで読むけどガチなん? 反米調なのが気になるが、延近充の本は悪くはないんじゃないかと思う。
現状分析として。 ハーヴェイは『資本論入門』が出る前に『新自由主義-その歴史的展開と現在』(作品社,2007)で読んだな🙄
著者紹介にいわく経済地理学が専門だそうで地理学の人やったんか🤔
経済地理学ってクルーグマンの空間経済学とはまた別の領域なんやろか😓 経済地理学は名前に惹かれて入門書(伝統的な立地論についての)をいくつか読んだけど、それらを読む限りではかなりくだらなかった
要は各資本が地図上にどう分布するか/すべきかの法則を解明しようとするものらしいが、データ収集からではなく、理論から出発するもんだから「現実はそんな単純やないやろ」という不満がくすぶるばかりだった
最新の研究はどうなってるのか分からんが 城塚登・生松敬三・良知力といった
マルクス系社会思想史トリオとでもいうべき人たちは
70年代最強だったんだろうな。 「無知が搾取を正当化する」みたいな言葉があった気がするんだが誰の言葉か分かるニキおらん?
そもそもそんな言葉ないっけ? 城塚登や生松敬三が書いた社会思想史の入門書って古本屋の100円均一の棚によく並んでるイメージあるな
読みやすいしええよな
彼らとは逆に廣松渉が書いた物象化論の本はめちゃくちゃ読みにくくてギブアップした記憶があるで アルチュセールの認識論的切断って疎外みたいな初期マルクスと物象化論みたいな後期マルクスを分けて考えるってことよな🤔
でも廣松渉は疎外から物象化が生まれたって書いてアルチュセール批判してたな😫 初期マルクスやフォイエルバッハも含めてヘーゲル哲学が好きやったな日本の知識人は
石母田正みたいにヘーゲル歴史哲学の英雄時代を日本史に本気で設定しようとしてヤマトタケルを英雄視したりしとったね
その癖コジェーヴのヘーゲル読解やフクヤマの「歴史の終わり」にポストモダンの連中が飛びついたりするのは奇妙な現象やわ そういやフクヤマもネオコン論客やな🤔
フクヤマは元トロツキストだったりするんやろか😢 アメリカ共産党は基本的には親ソの教条主義的な人間の集まりやったんで
そこに幻滅して離党したトロツキストやマオイストが多いみたいやな
『資本主義の文化的矛盾』のダニエル・ベルもスターリニズムが嫌になって離党したトロツキストやったはず
にしてもマッカーシーの赤狩りがあった国で共産党が生き残ったのはすごいやね 数々の誤謬の挙げ句に泡沫政党化していたので
生き残ったと言うより見向きもされなかったと言った方が正しいかと しかしなんで日本じゃアナルコサンディカリズムが流行らんかったのかな?
アナキズムも流行らんかったし 戦前から小ブームが何回か起きてるけど確かに主流にはなっとらんね スペインじゃアナキストが歴史作ったしヨーロッパじゃストリートで暴れてるのは大概アナキストなんだよな もちろん山川均対大杉栄のアナ・ボル論争なんてのもあったんやけど
共産党設立の為に開かれたコミンテルン極東支部の上海会議にアナ派のボスだった大杉栄がなぜか派遣されたりと
まだ日本のアナキズム(アナルコサンディカリズム)とボルシェビズムが完全に分離していなかった時代やしな
のちに第一次共産党の中心になる荒畑寒村も平民社にいた若い頃はアナキストやし 幸徳秋水
大杉栄
和田久太郎とギロチン社
日本無政府共産党
農村青年社
辻潤
八太舟三
石川三四郎
小野十三郎
日本アナキスト連盟
黒色戦線社
秋山清
埴谷雄高
ノンセクト・ラジカル(黒ヘル)
日本のアナキズム思想は散発的に生まれるけど良くも悪くも組織化を志向しない人たちやから系譜的なつながりは薄いんよな
アナルコサンディカリズムと純正アナキズムっていうアナキスト内部の対立軸も残っとるし
世界に目を移すと現代で有名なアナキスム思想家はジェームズ・C・スコット、デヴィッド・グレーバー、アンドレー・グルバチクとなぜか文化人類学者が多いンゴ アナの衰退はアナの看板だった大杉が殺されたのはやはり大きいんじゃないかな
武器を持つことが難しい日本では組織論がそのまま強さにつながるからいきおい共産党活動の方が力を持ったと言えるんでは無かろうか
そもそもアナもボルも未分化で中身は貧民救済再分配の素朴な思想だったのでそのまま共産党なり無産政党に吸収されて行った感じだろう 結局山川均たちの第一次共産党の初期社会主義者たちもボルシェビズムには馴染めずに解党する山川イズムに落着してまうしね
徳田球一たち第二次共産党とは組織論で意識が違ったっちゅうか
明治〜大正の社会主義運動やアナキズムを描いた宮本研原作の『美しきものの伝説』って新派劇の名作があるんで
共産趣味の人は上映されてたら観に行けば面白いかも知れんな
あと画:かわぐちかいじ・原作:竹中労の『黒旗水滸伝』ってアナキスト列伝の漫画もおもろいンゴ マルクスとエンゲルスは第一インターナショナルでプルードンとバクーニンたちアナキストと対決していた訳やし
この時代からアナキストとマルクス主義は仲悪かったんやな
コミンテルンが人民戦線戦術を提唱したのが遅すぎたと思うわ
日本でも共産党が自分たち以外の合法的無産政党や社民主義者を「社会ファシスト」と呼んで排除してたから
人民戦線戦術が遅れたし成立しても大内兵衛たち教授グループがすぐ検挙されてもうた 自分は実のところマルクスよりプルードンの方が好きだし本質はプルードンの方が突いてると思うんだが
いかんせん観察者的在り方になってしまうと言うか、理想の方法を模索はするんだがで実現はただ意識の醸成を待つ、
希少な篤志家を待つ以外無いという雲を掴む様な話になってしまう気がするんだな。
マルクスはその点考え方をシングルイシューで明確化する事で今ある要素と関係とそこから方程式の様に導き出される予測、
必要な事と考え方をかなり明確に出来ていたと思う。
しかし哲学の貧困での批判からしてかなり即物的で現場都合的な批判をするタイプで
結果はこうなのでその考えは邪魔にしかならないと一刀両断にする様はひどく性急で独善的と同時に矮小に見え、
これは後の教条的共産主義者達の懐の狭い独善性や排他性、他者から嫌悪される姿勢がその時点でそのままに現れている。
ではそれを反省して改善すべきかと言うとこれが難しいところで社会変革の方向性が示された以上そういう在り方であればこそ
社会変革の源泉になり、この姿勢を失くせば社会変革も発生しないという二律背反のどうどう巡りに陥ってしまう事が充分考えられる。
この点を曖昧にしたままの活動では社会変革に見えたものは実は社会変革では無く、従前の支配者交代劇と同様のものでしか無いという結果になる。 スペインアナーキストとムッソリーニのファッショは実はかなり共通点がある事を一筆添えなければなるまいて ムッソリーニはジョルジュ・ソレルのサンディカリズムに影響を受けたとは今村仁司が書いとったな
ソレルはファシスト党の政権掌握以前に亡くなったけれども生前に反ドレフュス派としてアクション・フランセーズには関わっとったような 資本論の二巻、読み進めたら重要さがわかったわ
一巻を土台にしながらもっとマクロな経済循環を論じてる
またここからどんな展開がされるかすごいわくわくしとるで 三巻は一巻の伏線が回収されて体系が閉じていくところなので面白いな
編纂の都合や翻訳の問題でわけのわからんところが多いので、読み飛ばしていけば割かし早く読めるとこでもある 図書館でアントニオ・ネグリ『マルクスを超えるマルクス』借りて読んでるけど
『経済学批判要綱』なんて些か知名度の低い初期著作を選んで論じているのが面白い
ネグリって極左の赤い旅団に関与した疑いで投獄されとったのよね
それでビザが降りなくて来日計画が白紙になったこともあったな… アントニオ・ネグリって面白そうやな。イチオシの本とかあったら教えてくれや。 >>336
そうなんや!
ただでさえ「買うこと=売ること」が二巻で伏線回収されていて感動しているワイやが三巻はそれで体系が閉じていくんか・・・
早く読みたいンゴ ネグリはマイケル・ハートとの共著『<帝国>』、『マルチチュード』が有名やけど大著やし読みやすくはないな😓
ワイにはちくま学芸文庫に入ってる『アントニオ・ネグリ講演集』と『“帝国”をめぐる五つの講義』(青土社)が読みやすくてありがたかった🙆 全共闘世代の人と話したらローザ・ルクセンブルク『資本蓄積論』は資本論の副読本として結構読まれてたって言ってたで
アンドレ・フランクやサミール・アミンの新従属理論に繋がるとか
フランクやアミンを批判的に継承したのがウォーラステインの世界システム論よね 大村泉『新MEGAと『資本論』の成立』(八朔社)おもろいわ
大村は新MEGAの日本編集委員会メンバーやったから草稿をかなり読み込んでる
【悲報】ネトウヨ、共産党と中核派の違いを知らない
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/korea/1544443632/
このスレで社青同の名前を見たけど
向坂逸郎たち社会主義協会に指導されてた社青同って何か指定されてたテキストで理論勉強してたんかな
民青が不破哲三の本で学習するみたいに社青同の指定教科書ってあったんやろか… 個人的にやたら本読めと言うのは日共でクロカンの本読めがカクマル
それに比べると社青同と中核派は書を捨てよ街へ出ようイメージ 新MEGA読んでみたいけど2冊で35000円(全114巻)とかだからキツい
資本論のとこだけ買ってもいくらになることやら >>345
よう中核
カクマルなんて書くのは中核しかいないからな 黒田寛一が作ったこぶし書房とそのレーベルであるこぶし文庫は意外とラインナップがええで 六全協で今に続くミヤケン・野坂・上田兄弟の体制が出来てからは共産党と新左翼は犬猿の仲になったんやけど
戦前の共産党員は第一次共産党の荒畑寒村や武装共産党の田中清玄みたいに新左翼に同調したのもいるんよな
田中清玄は全共闘に資金協力しようとしたとか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています