彡(゚)(゚) 儒教について語るスレ
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彡(゚)(゚) 読書案内1やで
(´・ω・`) 古代中国思想史を中心にしたチョイスだね
・桑原隲蔵『中国の孝道』、講談社学術文庫、講談社、1977
儒教の中心に位置する孝道について、中国法制史との関係から記述した名著として知られている。
中国における孝の圧倒的な権威がよくわかる。
・津田左右吉『儒教の実践道徳』、『津田左右吉全集』18、岩波書店、1965
儒教の実践道徳の代表である忠と孝について、全面的検討を加えている。
一般の儒教解説書には無い鋭い指摘が随所にあり、儒教を冷静に考える際の必読書である。
・小島祐馬『古代中国研究』、東洋文庫、平凡社、1988
特に儒教の社会思想や祭祀についての概説部分が、儒教についての基礎知識を得るうえで有益である。
・吉川幸次郎『支那人の古典とその生活』、『吉川幸次郎全集』2、筑摩書房、1968
中国において儒教の経書の果たしてた重要な役割を知るのによい。
・戸川芳郎・蜂屋邦夫・溝口雄三『儒教史』、世界宗教史叢書10、山川出版社、1987
中国儒教史のみで他地域は含まれていない。三人の著者の研究成果が盛り込まれていてそれぞれの執筆部分に個性がある。
特に溝口氏が担当した宋以後は、儒教史を社会史との関連から捉えなおそうとした意欲的なものである。
・加地伸行『儒教とは何か』、中公新書、中央公論社、1990
儒教を宗教であるとする立場から儒教の見直しを図った書である。論述が明快で、新たな儒教像を提示したとして話題になった。
・池田秀三『自然宗教の力―儒教を中心に』 、叢書現代の宗教16、岩波書店、1998
加地伸行や山下竜二と同じく宗教としての儒教を分析した好著。天の祭祀についての論点は簡潔で有用である。
・浅野裕一『孔子神話』、岩波書店、1997
春秋公洋学の分析を中心に「素王」「大成至聖文宣王」とまで神格化された孔子像の脱構築を試みている。 (´・ω・`) 読書案内その2だよ
彡(-)(-) 丸山眞男『日本政治思想史研究』は名著やけど丸山思想史学はちょっと特殊なので外したンゴ…
・渡辺浩『近世日本社会と宋学 増補新装版』、東京大学出版会、2010
日本において儒教がいかに変容したかが豊富な例で解き明かされている。日本儒教の性格を考える時の必読書である。
・前田勉『近世日本の儒学と兵学』、ぺりかん社、1996
朱子学を中心に描かれてきた近世日本思想史を兵学中心に再構成した挑戦的な一冊。山鹿素行らを例に兵学中心に受容された日本儒教を描く。
・古田博司『東アジアの思想風景』、岩波書店、1998
朝鮮史研究者による刺激的な内容の書物で、朝鮮儒教の特色や日本儒教の異質性の指摘は、
儒教文化圏という括り方に対する問題定義になっている。
・土田健次郎『二十一世紀に儒教を問う』、早稲田大学出版部、2010
特に第二章「二十一世紀の儒教」は、長年欧米やアジアで儒教の現代的意義を説いてきた
ハーバード大学名誉教授の杜維明による、よくまとまった現代儒教論である、現代における儒教肯定論の論法がよくわかる。 漢文入門
https://www.seiwatei.net/kanbun/index.cgi
返り点のない白文を読むのは至難の業やけどチャレンジしてみたいならこの辺を参考に
解らない語彙は大修館書店の『大漢和事典』(通称:諸橋大漢和)を引くとええで 『四書集注』 (朱熹)
まずこれが一番基本やろ
これを挙げんでどうする >>8
朱子は偉大やけどあくまで朱子による再解釈やからなあそれ… Majelis Tinggi Agama Konghucu Indonesia
印尼孔教総会
http://matakin.or.id/
インドネシアの華僑が作った儒教協会
インドネシアでは儒教は国家から公認されてる一神教扱い 岩波の『日本思想大系』シリーズには近世期の儒教思想家の著作は大抵載ってるで🙋
翻刻されてるし漢文も訓読体にされてるから読みやすい😘
注も多いのもありがたい👌
27『近世武家思想』
28『藤原惺窩・林羅山』
29『中江藤樹』
30『熊沢蕃山』
31『山崎闇斎学派』
32『山鹿素行』
33『伊藤仁斎・伊藤東涯』
34『貝原益軒・室鳩巣』
35『新井白石』
36『荻生徂徠』
37『徂徠学派』
38『近世政道論』
42『石門心学』
46『佐藤一斎・大塩中斎』
47『近世後期儒家集』
53『水戸学』
最近は岩波文庫にもこの辺の儒家の著作は入ってる🙄 ワオは43の『富永仲基・山片蟠桃』がすこ😘
大阪懐徳堂が生んだ町人学者の雄二人😲
山片蟠桃『夢ノ代』における記紀神話批判はすごい🤗 忠臣蔵(赤穂浪士事件)に興味がある人は27巻の『近世武家思想』が面白いと思うで
荻生徂徠や室鳩巣たちが赤穂事件の処断について論じた各論や堀部武庸(堀部安兵衛)の手記なんか載ってる
仁斎の『童子問』は岩波文庫に入っとるな ネトウヨが儒教批判するとかわからんね...
普通進歩革新派が批判するもんちゃうん? >>16
そもそも日本の右翼の源流の一つが陽明学やし
ネトウヨが大好きな満洲国の国歌なんか「大學」にメロディーつけたようんなもんやし 前の儒教スレでも書かれとったけどケント・ギルバートのふざけてるところは英語の儒教に関する著作すら読んでなかったところや
クリール『孔子』、ベラー『徳川時代の宗教』と英語で書かれた儒教の本は沢山あるのに 日本では官学として取り入れられたんやけど
朱子学の正しさにより裁く理論てのが皇族や貴族に都合が悪かったらしいやね 山崎闇斎なんかが代表例やけど宋学的なリゴリズムは内面にあるべき「天理の公」を重く見て「人欲の私」を否定するからね
そうしたリゴリズムの否定として徂徠学が生まれたっていうのが丸山眞男の『日本政治思想史研究』の主張やな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています