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米は日本人の主食ではなかった

第2次世界大戦以前は、麦・ひえ・あわなどの雑穀に、米2〜3割をまぜた
ごはんを食べていた。その他、そば・いも・とうもろこし・大根・
豆類などを主な食糧にしていたのである。

さらに、戦争で食料が足りなくなり、戦後の混乱期には深刻な食糧不足と
なった。その時期に、進駐軍(GHQ)主導による強制的農地解放が実施され、
これまでの小作農は自作農となり、労働意欲を高めた。

1950年代は強力な農薬 (殺虫剤と除草剤) が開発され、全国の農地に
まきまくった結果、反当りのコメの収量が急増した。その陰で、農民は
つぎつぎと農薬中毒で倒れ、おびただしい数の奇形児が生まれて、
闇に葬られていった。

さらに、1960年代に干拓事業で米の増産が成功して米が大量生産できる
ようになった。しかしその頃になると、パン食の普及などによって、
主食としての米の地位が低下し、米余り現象が始まっていた。

つまり、米が主食であったのは存外に短く、戦後の混乱期を過ぎた
頃から最近までの数十年に過ぎないのである。
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