イザベラ・バードは報告する。
「ここはたいそう貧しいところで、みじめな家屋があり、子どもたちはとても汚く、
ひどい皮膚病にかかっていた」。

さらに山間部へ進むうちに状況はもっとひどくなる。
「彼らの身体や着物、家屋には害虫がたかっている。独立運動の人たちに対して汚く
むさくるしいという言葉を用いてよいならば、彼らはまさにそれである」。
この様子にはバードに同行する通訳も驚いたらしく 「こんな場所を外国人に見せる
のは恥ずかしい」 ともらす。