北朝鮮からの臨時便が、25日、ロシア極東に到着し、新型コロナウイルスの感染対策として、停止していた双方を結ぶ航空便がおよそ3年半ぶりに運航されました。北朝鮮は、今月、中国との臨時便も運航していて、外貨獲得も念頭に定期便の再開に向けた地ならしを進めているものとみられます。

ロシア極東のウラジオストク空港に、25日午前、首都ピョンヤン近郊の空港からの北朝鮮国営のコリョ(高麗)航空の臨時便が到着しました。

北朝鮮は、新型コロナウイルスの感染対策として、2020年1月から国境管理を厳しくしていて、ウラジオストクとを結ぶ国際線の運航はおよそ3年半ぶりです。

北朝鮮とロシアの関係をめぐっては、先月の朝鮮戦争の休戦70年に合わせた軍事パレードに、ロシアからショイグ国防相が率いる代表団が出席するなど、急速に結び付きを強めていています。

北朝鮮は、今月22日に、中国の首都・北京との臨時便も運航していて、外貨獲得も念頭に定期便の再開に向けた地ならしを進めているものとみられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230825/k10014174111000.html