>>392の続き

第V部
メンバー、衣を変えて、再び登場。陽水もまた現れ、モップスプラス陽水のジャズ喫茶
以来の夢の共演。まずはビートルズの“I saw her atanding there”続いて陽水の傘がない
星勝のギター・ワークが、ここでもさえている。2番目の詩をヒロミツがタッチ。モップス
サウンドと陽水の曲とが見事にとけあってのりにのった曲の一つだった。このあと
she loves' you.

そして、陽水が去り、モップス・ヒストリー・メドレーと題して、この7年間の歩みを
休みなしでメドレー。ヒロミツのナレーションの間もバックは流れる様なサウンド。
こんなにもグーなバンドかと今さらの様に知らされる。“ウォーク・ドント・ラン”を頭に、
モップス結成当時の話をはさみ、“朝日のあたる家”“好きさ・好きさ”そしてデビュー曲である
“朝まで待てない”今はなき、ジミー・ヘンの“紫の煙”。最年少のベースのタローが実に16才の
頃の曲である。

そしてあの46年夏、後楽園球場で行われた、G.F.Rの前座で唄った、“御意見無用”
「いいじゃないか、イイジャナイカ」会場はステージと客席一体になって、手拍子で大合唱。
星勝のあのちょっと鼻にかかったそれでいてすき透った声が最高にさえている。続けざまに
“たどりついたらいつも雨ふり”アレンジも新たな感じでガンガンせまってくる。