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26歳母親、起訴内容認める 3歳女児餓死―東京地裁
2022年01月27日12時20分

 東京都大田区で2020年、梯(かけはし)稀華ちゃん=当時(3)=が自宅に放置され餓死した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた母親の梯沙希被告(26)の裁判員裁判の初公判が27日、東京地裁(平出喜一裁判長)であり、同被告は起訴内容を認めた。

 冒頭陳述で検察側は、19年1月に被告が稀華ちゃんの保育園通いをやめさせて以降、1人で出掛ける回数が増えたと指摘。事件時は稀華ちゃんにおむつを2枚重ねではかせ、玄関ドアを施錠した上で交際相手に会いに鹿児島県へ旅行に出掛けており、発覚時自宅にはふたの開いた水のペットボトルとお菓子しかなかったとした。

 弁護側は、被告は母親から虐待を受け、施設で育ったと指摘。元夫と離婚後は1人で稀華ちゃんを育てており、相談できる人がおらず息抜きをしたいと思い外出するようになったなどとして情状酌量を求めた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022012700191&;g=soc