図々しいと非常識を掛け合わせ煮詰めたようなトメの話
少し長くなりますがご容赦を
私の実家(新幹線の距離)をいたく気に入り、帰省の度同行したがる
時期は盆や正月の為、実家には親戚も来るし、私は断りたいのに旦那が連れて行きたがる
次はいつ行くの?に旦那(以下バカ)が律儀に教える
何度もこれで言い合いをしているのに、「実家同士仲が良くて何が悪いの?」「どうせ車だから便乗しても金がかかるわけではない」と不思議がるバカ
一戸建てと言っても広いわけではなく仏間に泊まらせるが、その部屋に荷物を散らかし親戚が来る前に布団ごとガーッと別の部屋に持って行くことになるから(かき集めるからぐちゃぐちゃ)それにも文句を垂れる
親戚にチクリと言われるのは私だけど、私が一番わかっているし、連れて行きたいわけがない
バカが実家に直に電話して「お袋も連れて行きます」と私に話すより先回りし、両親も「ダメだ」と答えればいいものを断りきらない(社交辞令のつもりを言えばバカは間に受けるし、やんわり断っているのが通じないので、ズバッと断ってとお願いしているが、それはできないと)なのでバカ的には私の両親も歓迎してくれると言う
そして来たからにはとそれなりに料理を出し接待する
都会の団地暮らしからすれば、海の幸が豊富な土地ゆえ、お寿司やお刺身の盛り合わせやその地方独特な食材の料理に地酒などが並び、広いお風呂(といっても団地比)に毎回「旅館のようだ」とご満悦
挙句、ある時はコウト、コトメまで同伴させ、ある時はトメの姉(バカの伯母)まで「旅館のようなもの」と連れて行く始末(先に実家には連絡して先手を打っている)
トメ1人のはずが、実家に到着して間も無く「今何々駅にいるから迎えに来て」とコウトが追いかけて来たこともある(トメ姉は「旅館のようなもの」を民宿か何かと勘違い解釈していたそうで、いたく恐縮していた)
弟が結婚して弟嫁も同居し始め「弟家族もいるから」といえば「気を使わなくてもいいから」だの、私にも子供ができ車に余裕がないと言っても「少しくらい狭くても我慢してあげるから」
お前が気を使えということを理解できない
けどそれをキッカケに漸くトメなしで帰省できるようになった(コトメには連れて行ってくれない、私の差し金だと愚痴っていたらしいが)というのが前提