吸血鬼を語る
狂犬病の人って光と水を怖がるんだっけ?
狂犬病の動物に噛まれた時の応急措置として流水ですすぐってのもあるし
吸血鬼といえばコウモリ、狼だけどこれも狂犬病の媒介だよね 流水を渡れないっていうのは
招待されないと家に入れないっていうのと同じで
境界の内と外を出入りするのに制限があるというか
自力で境界を超えられなくなるような呪いがかかっているのでは 川海むり→悪徳・穢れ・正体不明の疫病等の恐怖系伝承から発生した吸血鬼観から、
流刑による越境隔離・現地の宗教の洗礼・水流洗浄などの清める行為に対策を求めたか。
招待が要る→逸話等で吸血鬼に人らしさ・貴族的なイメージを加えたもの?
死んでるから生前の価値観や形式的な制約を変えられない。
キリスト教で神の国に入れないため、この世(あるいは生まれた土地)に死んだまま縛られてる悪鬼。
一例だけど、個人的には↑とか別々の理由で考えられた特徴が複数くっついて
「越境できない(してほしくない)呪われたもの」像が出来たんじゃないかと思う。 ぁぁあ!YesYes!!YesYes!!いぃぃええええすぁぁあ >>117
なんか家出したから許しもなく敷居をまたげないような夢を見たわ
吸血鬼も自ら捨てたから許可無しに云々って設定だったらカッコイイな それだと噛まれたとかで自分の意志に反して吸血鬼になった人の場合が腑に落ちない 他人の家にも招待無しで入れない理由にはならないだろ 招待無しに入らないのは立派なことなのに
吸血鬼というモンスターの唯一無二の対抗策にしちまうあたり、なんだかなぁ〜
礼儀正しい旅人にとっては迷惑じゃん、許可なく入ったほうが吸血鬼に間違われなく済むって不公平だよな
その辺に吸血鬼の呪いの謎があるような、ないような そもそも旅人はいきなり個人宅に踏み入ろうとはしないだろ
泊まるなら宿屋か教会に行けばいいんだから もし吸血鬼になってしまうやつがいてもどこかで永遠の命に絶望して自殺する奴ばかりだろうな。
100年以上生きたら友達も減るしきっと飽きるって。精神がもって200年が限界じゃね?
なまじ死なないだけに、天変地異とか地球滅亡におびえだすだろうし、この先生きてて
なんか今以上に幸せになれるだろうか…とかいろいろ悩みも増えそうだし。
税金対策や時代の変化に合わせた衣、住の確保、戸籍の確保だかに頭悩ませて自滅しそう。 たとえば人智を超えた膂力や相手を魅了する能力も最初のうちは重宝するけど
どこ行っても「かっこいい」「力持ち」とか言われたらそれが当たり前になって別に大したことなくなるし、
友達増やそうとして吸血鬼仲間を増やすと長い間生きてるうちに絶対修復不可能なもめごとや関係悪化で余計な苦労するし、
そもそも次から次へと生まれてくる人間たちとの自分の領域確保するための交渉(合法・違法・暴力問わず)が
永遠に付きまとうから何をするでも不安の種が付きまとう。
完全なる平穏と幸せを求めて永遠の命を満喫するにはあまりにも多くのリスクが付きまとう。
結果、「もう永遠の命いいや。人間のころのほうが楽しかった。」ってなりそう。 よほどの人格者が吸血鬼にならない限り、きっとどこかでミスをして人間か同族に滅ぼされておしまいになるだろうし。
この世に本当に実在するとしても近代化するにつれて不都合が多くなるから
迷信が信じられていた時代に比べて自分の身の安全を確保するのも今の世の中では困難になってるはず。
完全に安全を確保するには政府やその国の特権階級の人間たちとの不可侵条約のようなものや
保護協定が必要になってくる。もしくは圧倒的な財力。
それを人間のうちにできるだけの能力を持たないやつが吸血鬼になっても頭が悪いから100年も生きられない。
どこかで敵を作るか、自分の正体がばれて滅ぶと思う。 人間の頭の中身って141年くらいが限度らしい
吸血鬼は100年経つと意識が人間のそれとは別物になるとか・・・ ヨーロッパの食糧事情はマジで酷かったから
吸血という食人行為があったて不思議じゃないね しかし西欧の太陽の地位って低いよな
北欧神話あたりは人間の姉妹が運行してるんだっけ? 吸血鬼の食糧が血液だけだとしたら、大腸が極端に長いか常に下痢 チスイコウモリ型消化なんじゃないか?
血液を胃で固めて
肉として消化する >>143
ブルガリアの吸血鬼ウーストレルも有名だよな。赤ん坊ですら吸血鬼にしてしまうから
母親は赤ん坊にまで生き血を飲ませていたのか? 死人の血を吸うとのはダメだと「インタビューウィズヴァンパイア」で観た 吸血鬼はニンニクに弱い
岐阜と長野の間にある神坂峠に残る伝承
神気を避けるためにニンニクを装備する話が日本書紀にある
日本にも古代に大陸から吸血鬼が入ってきて
八百万信仰により神として扱われていた 吸血鬼がニンニクに弱いって、せいぜい19世紀以降の話だろ 僧がニンニク等を用いない等の話なら千年以上前からあるけど吸血鬼とニンニクの関係は何時からかねえ… 警察による税金を使ったいやがらせ犯罪、集団ストーカー。犯行内容
盗聴、盗撮、尾行、待ち伏せ、家宅侵入、窃盗、器物破損、風評のばらまき、就職妨害、リストラ工作、
暴走族や暴走大型車両による騒音攻撃の繰り返し、住居周辺での事件のでっちあげ、音声送信の強要、
電磁波による触覚攻撃、思考盗聴、無言電話、無実の人間を犯人にでっち上げ、ヘリによる威嚇、殺人、
メディアを使ってのほのめかし。特に家宅侵入、器物破損、窃盗は犯罪そのもので、犯罪組織に人を
逮捕する権限をあたえているのが今の日本で、日本は恐ろしい国になっている。 サンジェルマン伯爵(生年不詳、生存中)をご存知ですか?
とある王家の血筋です。
第二次世界大戦中、イギリスのTVに飛び入り出演・逮捕されて以降行方不明です。
吸血鬼として映画化もなされました。
消息をご存知の方、連絡をお願いします。
ちなみに、私は伯爵様第一の召使で、4000歳になります。
伯爵様に比べてまだまだ若僧ですが宜しくお願いします ニコニコに吸血鬼を解説してるゆっくり解説動画があるな
あれ面白い
伝承の吸血鬼って実は血を吸ってなかったとか驚きだったわ 吸血鬼の起源は古代エジプトの女神ブバスティス(クトゥルフ神話においては血腥い残忍な女神とされて描かれる)にまで遡れる。
アダムとイヴにおけるリリス(リル=イン、リリツ、リリトゥ、夜鳴きの梟、泣き叫ぶ梟などとも呼ばれるが、実際にはフクロウの一種であった)が起源ともされるが、リリスは実際には関連性はない。
旧約聖書が誤訳(ラテン語訳やギリシャ語訳においてさえ、誤訳が瀕見される)の誤訳に基づく、フランスにおけるサリカ法が、吸血鬼に関わる最初期の法律となった >>157
何で猫の女神ブバスティス(バステト)が吸血鬼なんだよ
学問版で創作の妄想垂れ流すな セクメトと勘違いしてるんだろ
でも、ただ血が好きなだけでそれが吸血鬼伝説の「起源」ってことにはならないけどな そもそも吸血鬼伝承はスラヴ発祥だからエジプトとかあり得ない >>153
吸血鬼にニンニクが効く、
ではなくて虫除けのニンニクが吸血鬼にも効いてほしい、だから
単なる都市伝説に過ぎないし
時期の特定は難しいよね 吸血鬼関連本には古代エジプトの時から魔除けとして使われてきた
それが東欧にも伝わる
それで伝承の吸血鬼は要は外見は死蝋化して悪臭を放つ
だから臭いには臭いで対抗する為にニンニクを使ったとあるな
そこから発展して他にも人や牛の糞とかお香も使ったそうだ
炭から精製したタールで扉に十字を書くという発展形もあるというな 炭のタールは臭いがきつい
だからキリスト教の思想と相まった方法みたいだな 死体の悪臭は悪霊が取り付いたせいだと考えたらしい
だから元々魔除けや虫除けに使われたニンニクが効果があると思ったみたい
これとは別に中世では臭いが病気の元と思ってた
だからペスト医師はマスクの嘴にお香や藁を詰めてた >>151
長野の北信に伝わる肉吸いも関係あるのか? 精(生命力?)を吸う化物、っていうとサキュバス、インキュバスと似てるなぁと思う
人間の体液(人間に限らず生物の体液?)には怪物やら化物やら妖怪やらの高効率な栄養補給、もしくは薬的な効果があったりとか妄想してみたり
サキュバス、インキュバスは夢魔だから実体を持たずに夢の中だけの存在だって言われてるけど、寝てるから姿を見られてないだけの可能性もあるよね
吸血鬼に噛まれると快楽を得るっていうのは小説の中だけの創作かな?
とまぁ妄想はここまでにして、「吸血鬼への成り方」は誰か知らないかな? 吸血鬼伝承は屍蝋化した死体を見た人から発祥したって説が好きだなぁ
なんらかの原因で屍蝋化した死体が掘り返された時、腐敗の進んでいない姿の死体が眠っていたらなにか化け物に成り果ててしまったなんて考え起きそうなもんだよね 吸血鬼は生前の縁が近い人を襲うと言われてるよね
夜な夜な起き上がっては生前の知り合いを訪れ、寝ている間に血を吸う。吸われた方は日に日に弱っていってやがて死ぬなんて風に信じられていたから、吸血鬼と疑われる死体の心臓に杭を打ち込んだりしてたんだよね
吸血鬼は神に相反するものだから神聖なものを怖れるとして、神聖とされる銀や十字架を持って対策したりとか昔の人は本気で怖がってたんだなって思うと少しロマンを感じる
吸血鬼にとって吸血は性行為に近い意味として描かれる作品も多いよね
生命力=3大欲求のエネルギー だと考えるとあながち間違いでもないのかもしれない
それはそうと最近吸血鬼は真に愛する者を得ると血を摂取する必要が無くなって薔薇の精力を吸うだけで生きられるってどこかで見かけたんだけどこれって創作なのかな >>174
死蝋化した死体が説というか民間伝承の吸血鬼はまさに死蝋化遺体が原因だから
18世紀ではそれが度々ニュースとなって研究者たちも挙って論文を書いてる
ポールバーバーのヴァンパイアと屍体をみるとそこら辺詳しく書いてある
>>175
薔薇の精力ってのは創作
そもそも民間伝承の吸血鬼は銀は弱点じゃない
マシュー・バンソンの吸血鬼の事典によると
銀が弱点だとされるのはセルビアのごく一部地域のみ
セルビアとあるので恐らく人狼と混同されたヴコドラクっていう吸血鬼だろう >>176
訂正、銀が弱点なのは一部地域で普遍的でないのは確か
マシューバンソンの吸血鬼の事典によると
薔薇が弱点なのは海外のオカルティストの間では芳香が吸血鬼を避けて
花びらが酸のように吸血鬼を焼くと解釈しているそうだ 屍鬼見てる俺にタイムリーなスレだがやっぱ定義というかなんというか色々違って面白いな 吸血鬼いうたらあれかい、腕力もちったあ強いんかい? マシューバンソンの吸血鬼の事典だと
吸血鬼は腕力が強いってある
平賀英一郎の吸血鬼伝承なんか読むと、吸血鬼が娘や子供を引き裂くという伝承もある
ドラキュラは人間の20人分の力をもつ
けどマシューバンソンによると、民間伝承の吸血鬼の腕力は
具体的な指標はないとしているな >>180
おう、レスありがとよ
健康に気ィつけて長生きしてつかい ソースも何もあやふやだけど
「早すぎた埋葬」が吸血鬼のイメージを産んだ、という話を読んだことがあるな
土中で息を吹き返した被害者が必死で棺桶にバリバリ爪を立て血を流し
苦悶の表情でやつれて歯をむき出して唇を噛みしめて血を流したりした挙句に息絶えたのを後から掘り返してみれば
幽鬼が蘇って生者の血をすすった痕跡なんじゃね?って思っても不思議はない、とかなんとか
少年向けの怪奇本のヨタ記事だったと思うけど、妙に心に残っている 他の吸血鬼解説本でも早すぎた埋葬が原因の一つだとあるよ
けどそれだけじゃない
ペーター・プロゴヨヴィッチ事件やアルノルト・パウル事件のように
本当の死体を吸血鬼だと思った事例も多い
欧州は土葬が主流で棺桶に納める
そうすると空気中にあまり触れないから、菌類や蠅の付着が極端に少なくなる
なので体の脂肪が死蝋化してほぼ原形を保つ
けど腸内などには色んな菌が生きたままであるので、内臓を分解して内部から腐敗させる
腐敗すると当然メタンガスが出るので、体を膨張させる
すると見た目は綺麗な、腐敗臭のする死体が発掘される
そしてメタンガスは内部に溜まった血を口や鼻から漏れ出させることもままある
こうして丸々太って口から鮮血を漏らした死体を見て
中世の人々はこの死体は吸血鬼で太っているのは血を存分に吸ったからだ!と思っていた
なので実は本来の吸血鬼は血を吸った例は皆無だそうだ
ここら辺はポール・バーバーの「ヴァンパイアと屍体」に詳しく書かれてる 事件としての吸血鬼はそうかもしれないけど、
伝承のなかの吸血鬼とは区別すべきだよ いやだから、死体の見間違いも伝承の吸血鬼の原因だから
それが事件として表沙汰になったのが先ほどの事件なだけ
もちろん早過ぎた埋葬も原因の一つ
ポールバーバの本読めばそこら辺詳しく書いてあるから 人狼と吸血鬼は元々同一視されていたし共通する設定もある
伝染病や狂犬病の記憶も影響しているだろうし
キリスト教カトリックによってキャラ付けされた部分も大きいね
20世紀以降は腐女子的な同性愛や両性愛のイメージも強くなってるし
「ヴァンパイア病」という風土病だ、なんて設定の漫画もあった
なんかその時代その時代の宗教やテクノロジーや恐怖の対象がどんどん付加されて
今のヴァンパイア像になっているよね
今だったら遺伝子操作による肉体や知能の強化
ナノマシーンや万能細胞による肉体の修復、なんて設定を加えた人工ヴァンパイアなんてのが生まれてるのかな すっぽんの生き血を食文化として持ってる日本人が吸血生物なのは間違いない。
ttp://www.deli-koma.com/dk_image/menu/2_1010376_53_1.jpg
ttp://hccweb1.bai.ne.jp/~hdb41101/0066.jpg
クジラ肉と一緒で大多数の日本人はそんなもん飲まないけど。
まあ白人が難癖つけてないし鯨食べてる奴よりはすっぽんの血飲んでる奴のが多いかな・・・ むしろすっぽんの方が縁無いわ
鯨肉はちょっとくさみがあるけど調理次第で普通にうまい >>156
最近視聴し始めた
目から鱗ポロポロだった >>156
もしよかったらリンク貼っておくれよ。
洋ゲーだけどSkyrimという作品に描かれてる吸血鬼は伝染病扱いだな。
吸血症という病で、他人の血を体内に取り入れることで進行を遅らせることができる病気。
進行すると、太陽光に皮膚などが弱くなり夜しか出歩けなくなると。
本当に吸血鬼というものがいるのなら
現代的にはこんな感じなんじゃないかなと思ったよ >>191
どうもこの板はURL貼るの駄目みたい
「ゆっくりと学ぶ吸血鬼」でググってくれ
あの動画はこのスレの存在意義を失わせるほど滅茶苦茶調べてある
少なくとも吸血鬼を議論するのなら一通り見ておくべき
それぐらいよく調べてある ああ、あれかぁ・・・
別に言うほどでもないんじゃね? 吸血鬼殺しクルースニクはアルビノの人間だった説。
瞳が赤い、またはオレンジ色であることは
昔奇異だった。
その白い羊膜についてはよく判らないが。
少々不思議な風貌の人間が神や救世主、はたまた鬼として
扱われるのはよくあることだし、
対となる存在クドラクもいたことから、極端に「白い」人間と
「黒い」人間がハンターVS吸血鬼とされていた可能性もある。
そして非吸血鬼の吸血鬼っぽい存在にさらに挙がるのはダンピール。
ジプシーは男をヴァンピール、女をヴァムピーラと呼ぶ。
吸血鬼と人間の混血で、吸血鬼を探査したり殺す能力を持つ。
このへんは有名な話だが、
吸血鬼になり得る人の子=クドラク
吸血鬼ハンターの人の子=クルースニク
で、
吸血鬼であり人でありハンター=ダンピール しかしこいつらは血を吸わない。
ダンピールは吸血鬼の部分的な能力が備わっているが
血を吸わないと〜とかニンニクが〜とか
そういう弱点の遺伝はない
虫がいい >>19
映画だが、ノスフェラトゥはまさに伝染病、ベストとドラキュラをリンクさせていた
乗組員が皆死んでいた伯爵を載せた船から、ベストが広まって
ミナの住む町がベストにやられる描写
吸血鬼伝承をリアルにもオカルトにも解釈できる、耽美的な映像だった ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、公的年金と
生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、ベーシックインカムの
導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば財源的には可能です。
ベーシックインカム、でぜひググってみてください。お願い致します。☆☆ >>197
センスのある脚本と監督だと上手いのを造るよね キョンシーの起源は湘西の道士が客死した屍を運ぶために使ったという死体を動かす呪術だと言われている
昔から旅先で死んだ人間は悪霊になりやすいと言われていて死体を故郷まで送り届け
身内に葬儀を行わせることで悪霊化を防げると思われていたらしい
つまり、キョンシーの起源自体は本来ヨーロッパの吸血鬼とは関係がない
が、以降キョンシーの伝説が広まるにつれて、条件によって自然発生するという話や
生きた人間から血を吸うか生気を吸うなど吸血鬼っぽい話が追加された
そこで、もともとゾンビのようなものだったキョンシーの伝説が
西洋の吸血鬼伝説の影響を受けたんじゃないかという仮説を立ててみる
キョンシー伝説の主舞台は湖北・湖南、広東・広西などの華南地方と巴蜀地方、つまり、中国の南部地域だが
既知の通り、中国の南海岸は早い時期からヨーロッパ人が来航した地域なのよね
マカオにポルトガル人が入ってきたのも明代のことで、既に広東にまで広まっていたキョンシー伝説が西洋から伝来した吸血鬼伝説と融合した可能性がある
その証拠の一つとして、清代には長い年月を経たキョンシーが?(才孔、コウ)という妖獣に変身するという伝承があるけど
そのコウというのはまるで犬のような見た目をした獣で、動く死体であるキョンシーがイヌ科の獣に化けるという話は
ヨーロッパの人狼が死んで吸血鬼になるという伝承を連想させる、この場合方向は逆だけどね いつ入って来たのか年代の考察が曖昧すぎて「説」になってない マカオにポルトガル人が入ってきたのは1557年の嘉靖年間
その後、朝廷が変わったりカトリック迫害が起こったりするけど
明・清の皇帝は宣教師の学問と知識を利用するために
ヨーロッパ人を完全に追い出すことはなかった
要するに16世紀から国際情勢が急変する19世紀に至るまで
宣教師や一部商人が澳門を通して往来するゆ〜るい対欧交易が行われていたというわけ
動く死体であるキョンシーが幼獣「コウ」に化けるという話や「飛ぶキョンシー」に関する話が出てきたのは
清中期ぐらい(18世紀)で、数世紀交流が続いてるわけだから舶来の伝承が入り混じってもおかしくないって話
ここで大事なのは入ってきた年度が重要なのではなく
キョンシーがコウに化けるという伝承が、西洋の吸血鬼伝説と酷似してて、中国では結構珍しい類型の話ってこと
吸血鬼はもともと人狼と同一の存在だったのが別の伝承に分化したもので
更にそのモチーフとなった物の一つは狂犬病と思われ、伝承によると吸血鬼と人狼は狂犬病患者に酷似した症状?を表す
キョンシーは、呪術で死体を自ら歩かせる運送法に関する伝承と生きた人間の精気を吸う死体
本来別々だったこの二つの要素が混じり合ったのが原型だと思われる
あと「コウ」は本来キョンシーとは関係のない幻想種で、荒々しいと言われるが神仏の乗り物なので神獣と言ってもいいだろう
例の説話(続子不語)では、キョンシーが人を追ってて、人が川を渡って逃げようとしたら
キョンシーは「川を渡れない」ため、水に入らずにイライラしてたら「コウ」に変身して空へ飛んで行ったという話で
この時点でキョンシーには「流水を渡れない」という吸血鬼っぽい弱点までついてる
血肉を食い散らかす死体ってのは案外珍しい、グールの場合、元の伝承では「アンデッド」ではないし
他に吸血を行う幻想種も大抵はそういう「生き物」ってことになっている
要するに「中国のアンデッドにはなかなか見られない特徴が多い」と「西洋の伝承と似てる部分が多い」
「伝説が流行った時期、西洋人と往来があった」 この三つの点から
今のキョンシーとは、中国の「動く死体伝説」と「西洋の吸血鬼&人狼伝説」が入り混じって
生まれた一種のハイブリッドなのではないかって話 ゆっくり解説だと狂犬病は吸血鬼とはほぼ関係ないという話だったが
水辺に捨てた死体が腐敗してメタンガスが充満して膨らんで浮いてきた
その解釈として流水が渡れないって話だった >>204
フランスやイギリスにヴァンパイア伝承が伝わったのが1730年前後、一般化するのは18世紀後半
ポルトガルに伝わったのもそのころ
しかも自分たちの伝承ではなく、東欧の謎の風習として
>>200もそうだけど、全体的に「ある大きな範囲の一部でこうだった」が「大きな範囲の全部でこうだった」、だから「大きな範囲の別の部分でもこうだった」という論理のすり替えが多すぎ
「東欧」が「ヨーロッパ」になって「ポルトガル」とすり替えられるとか
「死者が蘇って血を吸う伝承」が「吸血鬼の伝承」になって「人狼が死んで吸血鬼になる伝承」とすり替えられるとか
「(南京で書かれた)続子不語」が「中国南部地域の伝承」になって「マカオ」とすり替えられるとか そんな誰でも思いつきそうな説、本当だったら
今頃吸血鬼の解説本とかで解説されてるよ
第一違う国で伝承とか民話が似るなんてことは普通にある
だから「アールネ・トンプソンのタイプインデックス」略して「AT分類」なんていうものが出来た
そして世界各国の民話はAT番号が振られていて、学者はそれを元に研究してる
『ノルウェー民話集』収録「海の底の臼」の話と、
柳田國男が編纂した「海の水はなぜ鹹い」は同じ「AT565」がふられてる
西欧の吸血鬼伝承は当然番号が振られているはずだから、
浅はかな自論を述べる前にまずはキョンシーの伝承が同じ番号が振られているのかを探し出さないとね
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9 みんな容赦なさすぎてワロタw
民間伝承の吸血鬼って海外では結構研究されているのに
日本じゃあまり知られてないのがよく分かる
そしてそれらを知らずして語ってる人がいるようだね 水木しげるの昔の作品に自分を吸血鬼の一族と信じ作文にも「ドラキュラ血太郎」と署名する少年の話があった >>208
日本では民俗学=エンタメだからなw
ゲーム娯楽等から入っていく奴が多数