トパットゥミの何が怖いって一回襲撃が行われたあと、少し時間をあけてトカプ・トパットゥミ(昼のトパットゥミ)と呼ばれる、逃げた人間が村に戻ってきたのを見定めて再襲撃を行い生き残り(たいてい女子供などの非戦闘員)を一網打尽にする行為も多いことだよな
襲撃して略奪してるのに家屋だけは焼き払ったり破壊したりせず、場合によっては老婆のような奴隷にする価値の低い人間は殺さずに残しておき短期間なら戻ってきた子供を庇護して生活できるように誘導しておいて、間を開けて再襲撃を行い捕縛する執拗さとかもはや奴隷狩りの手練れだろ

あとトパットゥミのウェペケレ(散文説話)の結末も、なんとかして生き延びた子が敵のコタンを皆殺しにして復讐を果たす話があると思ったら、その時奴隷にして連れてきた人々の子孫がこのコタンで〇〇(滅ぼされたコタンの名前など)と呼ばれる隷属民たちだとかいう話だったりする救いのないパターンも結構多い

トパットゥミを現代人の倫理観から非難する気はないし、あえてこういう恥部になりかねないような内容のウェペケレも採録させた伝承者には敬意すら覚えるけど、アイヌは平和な民族という主張から離れられない思考停止野郎は心底軽蔑するね