ダルビッシュが語る「選手と指導者」 強制練習なら「絶対、絶対に今ここにいない」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/06/06/kiji/20180605s00001002420000c.html

 ――投手として成長するための練習は。

 「本当に何もしてないです。高校でポール間以上の距離を走ったことがない。
キャッチボールも2週間しないとかもありました。甲子園を目指す強豪校ではいないんじゃないですか、そういう人」

 ――、一人で取り組んでいたことは。

 「雑誌の『ターザン』を見て、簡単なトレーニングみたいなのを部屋でやったり。今考えたら本当にしょぼいトレーニングですけどね。
このサプリメントをぶどうジュースと一緒に飲んだらいいらしい、と聞いて試したり。他の人と違うことはやっていました」

 ――高校で練習していないのに、多彩な変化球を操った。

 「それに関しては中学生からできました。なにせ、投げるのが凄く好きだったから。
中学に入って2年までは外野か一塁で、投手をやらせてもらえなかった。
“おまえは肘が下がっていてシュート回転するから”という、訳の分からない理由です。
投げたい思いがたまっていた。家にいても天井に向けて、いろんな変化球を投げた。曲げ方や、回転のかけ方を考えながら」